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更新: 2026-04-13 16:00:00
決算 2026-04-13T16:00

2026年11月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ELEMENT S (5246)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ELEMENT Sは、2026年11月期第1四半期において、売上高が前年同期比80.6%増の1,291,889万円、営業利益が同100%増の119,738万円、経常利益が同522.5%増の105,634万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同293.5%増の100,156万円と、全ての利益段階で大幅な増益を達成した。前期は営業損失、経常損失、純損失を計上していたが、今期は一転して黒字化に成功。AIクラウド基盤「IoPCloud」を中心とした事業が、デジタル化需要の拡大を取り込み、大きく成長した。

2. 業績結果

【数値比較】 | 項目 | 前年同期 | 今期 | 前年同期比 | |------|----------|------|------------| | 売上高 | 715,427 | 1,291,889 | +80.6% | | 営業利益 | -13,904 | 119,738 | +100% | | 経常利益 | -24,965 | 105,634 | +522.5% | | 親会社株主に帰属する四半期純利益 | -51,763 | 100,156 | +293.5% | | 1株当たり四半期純利益 | -2.11 | 3.69 | - |

【業績結果に対するコメント】 売上高が前年同期比80.6%増と大幅に伸長した要因は、主力の「IoPCloud」事業が好調に推移したことに加え、オンライン本人確認サービス「LIQUIDeKYC」と「ポラリファイeKYC」が犯罪収益移転防止法の改正の影響を受け、市場が拡大したことによる。特に「LIQUIDeKYC」は、矢野経済研究所の調査によると、2027年度には248億円の市場規模に達すると見込まれており、業界を横断して更なる広がりが予想されている。また、中長期的には各業界におけるDXは加速し、活発な投資が行われることが見込まれるため、当社グループの成長余地は大きい。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,753,027 | -16.3% | | 現金及び預金 | 2,652,708 | -19.1% | | 受取手形及び売掛金 | 743,877 | -1.7% | | 棚卸資産 | 95 | +9.8% | | その他 | 370,829 | -23.2% | | 固定資産 | 3,204,831 | +16.8% | | 有形固定資産 | 541,955 | +68.6% | | 無形固定資産 | 2,441,210 | +17.3% | | 投資その他の資産 | 221,666 | +0.1% | | 資産合計 | 6,957,858 | -16.1% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 1,450,806 | -21.3% | | 支払手形及び買掛金 | 89,917 | -16.4% | | 短期借入金 | 613,266 | -4.6% | | その他 | 212,399 | -11.8% | | 固定負債 | 1,776,267 | -1.8% | | 長期借入金 | 1,599,660 | -0.8% | | その他 | 176,607 | -10.7% | | 負債合計 | 3,227,074 | -11.7% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,318,033 | +3.7% | | 資本金 | 18,404 | +84.0% | | 利益剰余金 | -1,679,782 | +5.9% | | その他の包括利益累計額 | 300,792 | +10.9% | | 純資産合計 | 3,730,783 | +3.7% | | 負債純資産合計 | 6,957,858 | -16.1% |

【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は47.7%と前期末の44.2%から3.5ポイント上昇し、財務基盤は安定している。流動比率は258.8%、当座比率は353.3%といずれも高水準で、短期的な支払い能力は十分に確保されている。資産構成を見ると、有形固定資産が前期末比で68.6%増加し、事業拡大に向けた設備投資が活発に行われていることがわかる。また、無形固定資産も17.3%増加しており、ソフトウェア開発などの知的財産投資も積極的に行われている。負債面では、短期借入金や長期借入金が減少しており、財務体質は改善傾向にある。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1,291,889 +80.6% 100.0%
売上原価 311,234 +286.6% 24.1%
売上総利益 980,655 +54.7% 75.9%
販売費及び一般管理費 860,916 +32.8% 66.7%
営業利益 119,738 +100% 9.3%
営業外収益 3,488 +215.0% 0.3%
営業外費用 17,592 +72.2% 1.4%
経常利益 105,634 +522.5% 8.2%
特別利益 - - -
特別損失 5,455 - 0.4%
税引前当期純利益 100,179 +301.8% 7.8%
法人税等 957 -90.5% 0.1%
当期純利益 99,222 +293.5% 7.7%

【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は9.3%と前期の-1.9%から大きく改善し、収益性が向上した。販売費及び一般管理費の売上高比率は66.7%と前期の90.5%から低下し、コスト管理が進んでいることがわかる。また、営業外収益が前期比215.0%増加し、営業外費用も同72.2%増加しているが、営業利益の増加幅が大きいため、経常利益は大幅に改善した。特別損失として関係会社清算損失5,455万円を計上したが、営業利益の増加で吸収し、当期純利益は前期比293.5%増の99,222万円となった。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

記載なし。

6. 今後の展望

通期の業績予想については、前回予想からの変更はない。売上高は前期比30.9~36.1%増の5,100~5,300百万円、営業利益は同195.2~269.0%増の800~1,000百万円、経常利益は同100~200%増の0~200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同100~100%増の0~100百万円を見込んでいる。中期経営計画や戦略としては、国内における主力サービスの拡大期と位置付け、事業を展開していく方針。リスク要因としては、地政学的リスクや国内外の金融情勢の動向により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いていることが挙げられる。成長機会としては、各業界におけるDXは加速し、活発な投資が行われることが見込まれるため、当社グループの成長余地は大きい。

7. その他の重要事項

セグメント別業績については、当社グループはIoPCloud事業の単一セグメントであるため、記載を省略している。配当方針については、年間配当金は0円を予定しており、株主還元施策は行わない方針。M&Aや大型投資については、記載なし。人員・組織変更については、記載なし。

【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています。 - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています。 - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています。 - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)。

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