適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-10 14:00:00
決算 2026-04-10T14:00

2026年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ベルク (9974)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

企業名: 株式会社ベルク

決算評価: 良い

簡潔な要約

株式会社ベルクは2026年2月期決算において、売上高423,432百万円(前期比9.2%増)、営業利益17,900百万円(同5.2%増)、経常利益18,168百万円(同4.5%増)、当期純利益12,681百万円(同2.4%増)と増収増益を達成しました。既存店売上高は前年同期比104.7%と大きく伸長し、収益性の低い1店舗の減損損失を特別損失に計上したものの、全体として堅調な業績を維持しています。2027年2月期はレンジ形式で業績予想を開示し、売上高434,500百万円~454,600百万円、営業利益18,000百万円~19,800百万円を見込んでいます。


詳細な財務分析レポート

1. 総評

株式会社ベルクは2026年2月期決算において、売上高423,432百万円(前期比9.2%増)と増収を達成し、営業利益17,900百万円(同5.2%増)、経常利益18,168百万円(同4.5%増)、当期純利益12,681百万円(同2.4%増)と増益を達成しました。既存店売上高は前年同期比104.7%と大きく伸長し、収益性の低い1店舗の減損損失を特別損失に計上したものの、全体として堅調な業績を維持しています。2027年2月期はレンジ形式で業績予想を開示し、売上高434,500百万円~454,600百万円、営業利益18,000百万円~19,800百万円を見込んでいます。

2. 業績結果

  • 売上高(営業収益):423,432百万円(前年比9.2%増)
  • 営業利益:17,900百万円(前年比5.2%増)
  • 経常利益:18,168百万円(前年比4.5%増)
  • 当期純利益:12,681百万円(前年比2.4%増)
  • 1株当たり当期純利益(EPS):608.69円
  • 配当金:年間124円(前年比2.2%増)

業績結果に対するコメント: 売上高は前年比9.2%増と大きく伸長し、既存店売上高は前年同期比104.7%と大きく伸長しました。商品価格において他社と比較した際の相対的安さを実現し、また、お客様を飽きさせない販売促進活動を継続したことが要因です。売上総利益率は26.9%と対前年同期差0.1ポイント減となりましたが、下半期より店舗ごとの価格政策見直しを行い、数値は回復傾向にあります。販売管理費は売上高販売管理費率24.2%と前年同期実績と同じ数値となり、従業員の賃金上昇を実現しながら、売上高に応じた経費コントロールを実施することにより、計画通りの数値にて推移しました。収益性の低い1店舗の減損損失を特別損失に計上したものの、各段階利益は増益を達成しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 44,567 | +11.4% | | 現金及び預金 | 19,847 | +11.3% | | 受取手形及び売掛金 | 5,725 | +7.9% | | 商品及び製品 | 12,226 | +12.1% | | 原材料及び貯蔵品 | 699 | +54.8% | | その他 | 6,068 | +9.5% | | 固定資産 | 176,808 | +10.0% | | 有形固定資産 | 152,474 | +10.6% | | 建物及び構築物 | 88,816 | +13.0% | | 機械装置及び運搬具 | 4,717 | +107.0% | | 工具、器具及び備品 | 6,442 | +8.9% | | 土地 | 48,601 | +4.1% | | リース資産 | 90 | -19.5% | | 建設仮勘定 | 3,806 | -15.2% | | 無形固定資産 | 2,193 | -7.4% | | 投資その他の資産 | 22,140 | +10.1% | | 資産合計 | 221,376 | +10.3% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 53,262 | +8.1% | | 支払手形及び買掛金 | 25,394 | +1.2% | | 短期借入金 | 200 | - | | 1年内償還予定の社債 | 428 | +100.0% | | 1年内返済予定の長期借入金 | 10,152 | +27.9% | | リース債務 | 86 | +16.2% | | 未払法人税等 | 3,149 | +1.4% | | 契約負債 | 3,696 | +56.1% | | 賞与引当金 | 1,625 | +11.1% | | 役員賞与引当金 | 92 | 0.0% | | その他 | 8,437 | -4.4% | | 固定負債 | 47,520 | +14.0% | | 社債 | 1,285 | -33.3% | | 長期借入金 | 31,508 | +18.8% | | リース債務 | 37 | -62.2% | | 役員株式給付引当金 | 131 | +37.9% | | 預り保証金 | 6,721 | +21.9% | | 資産除去債務 | 7,120 | +3.4% | | 繰延税金負債 | 14 | - | | その他 | 698 | +27.1% | | 負債合計 | 100,783 | +11.2% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 119,838 | +9.3% | | 資本金 | 3,912 | 0.0% | | 資本剰余金 | 4,102 | 0.0% | | 利益剰余金 | 112,044 | +10.0% | | 自己株式 | -221 | -92.8% | | 株主資本合計 | 119,838 | +9.3% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 120,592 | +10.3% | | 負債純資産合計 | 221,376 | +10.3% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は54.5%と前期比0.3ポイント低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。流動比率は83.5%、当座比率は41.4%と安全性指標はやや低下しています。資産構成では、固定資産が増加し、特に有形固定資産の増加が顕著です。負債構成では、長期借入金が増加し、固定負債の割合が高まっています。純資産は利益剰余金の増加により増加し、自己資本比率は維持されています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 423,432 +9.2% 100.0%
売上原価 309,874 +9.5% 73.2%
売上総利益 113,558 +8.3% 26.8%
販売費及び一般管理費 95,658 +9.1% 22.6%
営業利益 17,900 +5.2% 4.2%
営業外収益 1,268 +12.3% 0.3%
営業外費用 604 +4.9% 0.1%
経常利益 18,168 +4.5% 4.3%
特別利益 0 - 0.0%
特別損失 704 - 0.2%
税引前当期純利益 17,464 +3.8% 4.1%
法人税等 4,783 +4.2% 1.1%
当期純利益 12,681 +2.4% 3.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は4.2%と前期比0.3ポイント低下しましたが、経常利益率は4.3%と前期比0.1ポイント低下にとどまりました。売上高当期純利益率は3.0%と前期比0.1ポイント低下しました。ROEは10.5%と前期比0.5ポイント低下しました。コスト構造では、売上原価率は73.2%と前期比0.3ポイント上昇し、販売費及び一般管理費率は22.6%と前期比0.1ポイント上昇しました。特別損失として収益性の低い1店舗の減損損失704百万円を計上しましたが、各段階利益は増益を達成しました。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー:20,935百万円(前年比1,755百万円減少)
  • 投資活動によるキャッシュフロー:22,774百万円(前年比1,055百万円増加)
  • 財務活動によるキャッシュフロー:3,780百万円(前年比3,946百万円増加)
  • フリーキャッシュフロー:△1,839百万円

6. 今後の展望

次期における経営環境は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかな回復が継続する見込みですが、海外景気の下振れリスクや物価上昇、通商政策などアメリカの政策動向、中東地域をめぐる情勢等、先行き不透明な状況が続くと思われます。当社グループは、お客様に支持され信頼されるお店となるべく、購買頻度の高い商品群の価格強化を一層推進するとともに、自社ブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」や直輸入商品の取扱い等を拡大し、商品力強化及び売場の活性化を図ってまいります。販売政策では、ポイントカード販促及びチラシ価格の強化、各種キャンペーンの実施や自社決済サービスの拡充により、お客様の来店動機を高め、こだわり商品の訴求、接客レベルの向上を引き続き行うことで、固定客化を図ってまいります。店舗運営では、業務内容及び従業員の働き方の見直しを図り、新たな店舗モデルの構築等を通じて、販売管理費の削減を推進してまいります。また、従業員教育の充実を図り、商品力の強化及びサービスレベルの向上に取り組んでまいります。店舗投資では、当社グループの強みである標準化を維持しつつ、神奈川県川崎市に開業いたしました「川崎下作延店」をはじめとする8店舗の新規出店を計画しておりま す。物流体制では、様々なコスト増に対応すべく、さらなる配送の効率化、店舗への納品時間短縮を目指してまいります。グループ会社では、「株式会社ホームデリカ」は、新たに稼働を開始したホームデリカ第三工場にて、商品供給体制の増強と価値ある商品提供を図ってまいります。「株式会社ジョイテック」は、備品、消耗品及び販売用資材等の供給と開発等、当社グループのサービス業務の強化に取り組んでまいります。また、グループ企業である「株式会社マルイチ水産LTD」、「株式会社ナカムラ米販」は、商品の原料調達の安定化を目的に、グループ一体となり、サプライチェーン構築に向けて取り組んでまいります。通期における当社グループの業績見通しにつきまして、次期は「ベルク2030年の飛躍に向けた準備の年」と位置づけ、経営基盤のさらなる強化を図ってまいります。グループ企業である株式会社ホームデリカ第三工場稼働開始に伴う先行経費計上、従業員の賃金上昇及び物流機能の拡充等を見込んでおり、多くの損益変動与件があり、今回はレンジ形式での業績予想の開示としております。営業収益(売上高及び営業収入)434,500百万円~454,600百万円(前年比102.6%~107.4%)、営業利益18,000百万円~19,800百万円(前年比100.6%~110.6%)、経常利益18,200百万円~20,000百万円(前年比100.2%~110.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益12,500百万円~13,600百万円(前年比98.6%~107.2%)と想定しております。なお、現時点においての業績見通しについては、レンジ形式での業績数値としていますが、今後、合理的に予測可能となった時点で速やかに開示いたします。中期経営計画においては、2030年2月期での売上高5,000億円以上、連結売上高経常利益率4.5%、店舗数180店舗以上を目指して取り組んでまいります。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:記載なし
  • 配当方針:年間配当金124円(前年比2.2%増)、配当性向20.4%
  • 株主還元施策:配当金の増配
  • M&Aや大型投資:新規出店8店舗を計画
  • 人員・組織変更:記載なし

関連する開示情報(同じ企業)