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更新: 2026-04-13 15:30:00
決算 2026-04-13T15:30

2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

セントラル警備保障株式会社 (9740)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

企業名: セントラル警備保障株式会社

決算評価: 普通

簡潔な要約

セントラル警備保障株式会社(9740)は2026年2月期決算で、売上高78,745百万円(前期比10.3%増)を達成したものの、利益面では減少した。営業利益4,499百万円(同3.9%増)、経常利益4,701百万円(同3.0%増)と増益を確保したが、親会社株主に帰属する当期純利益は2,503百万円(同22.5%減)と大幅に減少した。これはM&A関連の減損損失や訴訟和解損失の計上が影響した。2027年2月期は売上高78,000百万円、当期純利益2,300百万円を見込んでいる。


詳細な財務分析レポート

1. 総評

セントラル警備保障株式会社(9740)は2026年2月期決算において、売上高が10.3%増の78,745百万円と堅調な増収を達成した。しかし、利益面では減少傾向が見られ、特に当期純利益は22.5%減の2,503百万円と大幅に減少した。これはM&A関連の減損損失819百万円や訴訟和解損失542百万円の計上が主な要因である。同社は中期経営計画「想い2030~連携して実現する~」の初年度として、新規M&Aや新サービスの展開に積極的に取り組んでおり、その成果が徐々に表れ始めている。

2. 業績結果

【数値比較】 - 売上高: 78,745百万円(前期比+10.3%) - 営業利益: 4,499百万円(前期比+3.9%) - 経常利益: 4,701百万円(前期比+3.0%) - 当期純利益: 2,503百万円(前期比-22.5%) - EPS: 174.93円(前期比-21.3%) - 配当金: 60.00円(前期比+1.7%)

【業績結果に対するコメント】 売上高の増加は、TAKANAWAGATEWAYCITYの開業や大阪・関西万博の臨時警備、M&Aの寄与によるものである。セキュリティ事業セグメントの売上高は76,781百万円(同10.4%増)と好調で、特に工事・機器販売部門が25.0%増と大きく伸長した。しかし、利益面では人件費の増加やM&A関連費用の計上により減少した。特に当期純利益の大幅減少は、政策保有株式の見直しによる売却益1,103百万円を特別利益に計上したものの、訴訟和解損失542百万円とM&Aののれん減損損失819百万円を特別損失に計上したことが影響している。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 28,422 | +15.2% | | 現金及び預金 | 16,211 | -2.5% | | 受取手形及び売掛金 | 12,631 | +12.7% | | 棚卸資産 | 1,157 | +18.3% | | その他 | 2,423 | +23.2% | | 固定資産 | 43,314 | +10.8% | | 有形固定資産 | 28,806 | +11.5% | | 無形固定資産 | 1,234 | +2.5% | | 投資その他の資産 | 13,274 | +10.1% | | 資産合計 | 71,736 | +12.9% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 15,990 | +17.7% | | 支払手形及び買掛金 | 8,084 | +15.8% | | 短期借入金 | 1,000 | +11.1% | | その他 | 6,906 | +20.0% | | 固定負債 | 11,557 | +22.0% | | 長期借入金 | 5,672 | +42.1% | | その他 | 5,885 | +8.7% | | 負債合計 | 27,547 | +28.2% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 44,189 | +5.1% | | 資本金 | 3,000 | 0.0% | | 利益剰余金 | 41,189 | +4.0% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 44,189 | +5.1% | | 負債純資産合計 | 71,736 | +12.9% |

【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は57.6%と前期の62.0%から低下したが、依然として高い水準を維持している。流動比率は177.9%、当座比率は156.2%と安全性指標は良好である。資産面では有形固定資産や投資有価証券が増加し、負債面では長期借入金が42.1%増加した。純資産は利益剰余金の増加により前期比5.1%増加した。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 78,745 +10.3% 100.0%
売上原価 52,968 +9.6% 67.3%
売上総利益 25,777 +11.3% 32.7%
販売費及び一般管理費 21,278 +9.4% 27.0%
営業利益 4,499 +3.9% 5.7%
営業外収益 202 +18.8% 0.3%
営業外費用 0 0.0% 0.0%
経常利益 4,701 +3.0% 6.0%
特別利益 1,103 - 1.4%
特別損失 1,361 - 1.7%
税引前当期純利益 4,443 - 5.6%
法人税等 1,940 - 2.5%
当期純利益 2,503 -22.5% 3.2%

【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は5.7%と前期の6.1%から低下した。売上総利益率は32.7%と前期の33.0%からわずかに低下したが、販売費及び一般管理費の増加率が売上高の増加率を上回ったことが利益率低下の要因である。特に人件費の増加が利益を圧迫している。営業外収益として投資有価証券売却益1,103百万円を特別利益に計上したが、訴訟和解損失542百万円とM&Aののれん減損損失819百万円を特別損失に計上したことが当期純利益の大幅減少につながった。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: +5,583百万円
  • 投資活動によるキャッシュフロー: -5,185百万円
  • 財務活動によるキャッシュフロー: -1,735百万円
  • フリーキャッシュフロー: +398百万円

6. 今後の展望

2027年2月期は売上高78,000百万円、当期純利益2,300百万円を見込んでいる。中期経営計画「想い2030」の2年目として、基盤事業の変革と拡大を推進する。新サービス「セキュリティプラットフォーム“梯”」の拡大や、セーフィーセキュリティ社との協業による次世代警備サービスの提供を目指す。ただし、人件費の増加による厳しい業績見通しとなっている。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:セキュリティ事業セグメントが売上高76,781百万円(同10.4%増)、セグメント利益4,166百万円(同5.2%増)
  • 配当方針:年間60.00円(前期比+1.7%増)、配当性向34.3%
  • M&A:日本連合警備株式会社、総和防災株式会社の株式取得
  • 新事業:ドローン事業への本格参入、Dシリーズ発表
  • ESG:FTSE Blossom Japan Sector Relative Indexに2年連続選定

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