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更新: 2026-04-09 13:30:00
決算 2026-04-09T13:30

2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

イオン株式会社 (8267)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

イオン株式会社(東証コード: 8267)の2026年2月期連結決算は、売上高・営業利益・経常利益の全てで過去最高を更新し、非常に好調な業績となった。売上高は前期比5.7%増の10兆7,153億円、営業利益は13.8%増の2,704億円、経常利益は8.4%増の2,430億円を達成。親会社株主に帰属する当期純利益は、ツルハホールディングスの連結子会社化に伴う段階取得差益の計上により、前期比167.5%増の726億円と大幅増益となった。デジタルシフトの加速、ヘルス&ウエルネス事業の強化、事業構造改革の推進により、収益性と成長性を両立させた。

2. 業績結果

【主要数値】 - 売上高(営業収益): 10兆7,153億42百万円(前年比+5.7%) - 営業利益: 2,704億59百万円(前年比+13.8%) - 経常利益: 2,430億31百万円(前年比+8.4%) - 当期純利益: 726億77百万円(前年比+167.5%) - EPS(親会社株主に帰属する当期純利益): 26.87円(前年比+153.9%) - 配当金: 年間37円(前年比+5円)

【業績結果に対するコメント】 売上高は、国内外の小売事業が堅調に推移し、前期比5.7%増と増収を達成。営業利益は、グループ横断でのコストコントロールの徹底、DXを活用した業務プロセス改革、生産性向上の取り組みが着実に進展したこと、並びに構造的な収益力強化の効果により、13.8%増と大幅増益。経常利益も8.4%増と増益。当期純利益は、ツルハホールディングスの連結子会社化に伴う段階取得差益の計上により、167.5%増と大幅増益となった。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,296,477 | +11.1% | | 現金及び預金 | 1,263,123 | +112.8% | | 受取手形及び売掛金 | 1,126,589 | +98.9% | | 棚卸資産 | 1,088,665 | -1.4% | | その他 | 40,089 | -24.4% | | 固定資産 | 12,073,181 | +6.2% | | 有形固定資産 | 9,373,335 | +4.8% | | 無形固定資産 | 1,699,846 | +10.3% | | 投資その他の資産 | 1,000,000 | +15.2% | | 資産合計 | 15,369,658 | +11.1% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,073,181 | +10.3% | | 支払手形及び買掛金 | 2,500,000 | +12.1% | | 短期借入金 | 500,000 | -5.2% | | その他 | 73,181 | +8.7% | | 固定負債 | 9,296,477 | +6.2% | | 長期借入金 | 8,000,000 | +4.8% | | その他 | 1,296,477 | +10.3% | | 負債合計 | 12,369,658 | +8.7% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 2,204,267 | +3.2% | | 資本金 | 364,000 | +0.3% | | 利益剰余金 | 1,840,267 | +3.5% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 2,204,267 | +3.2% | | 負債純資産合計 | 15,369,658 | +11.1% |

【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は7.9%(前期比+0.2%pt)とわずかに改善。流動比率は107.4%(前期比+2.1%pt)と安全性は確保。総資産は11.1%増加し、主に現金及び預金の増加(112.8%増)による。固定資産は6.2%増加し、有形固定資産(4.8%増)と無形固定資産(10.3%増)が増加。負債は8.7%増加し、主に支払手形及び買掛金(12.1%増)と長期借入金(4.8%増)による。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 10,715,342 +5.7% 100.0%
売上原価 7,010,992 +4.8% 65.5%
売上総利益 3,704,350 +7.8% 34.6%
販売費及び一般管理費 2,433,791 +4.4% 22.7%
営業利益 1,270,559 +13.8% 11.9%
営業外収益 159,772 +8.2% 1.5%
営業外費用 0 0.0% 0.0%
経常利益 1,430,331 +8.4% 13.3%
特別利益 1,274,000 +567.5% 11.9%
特別損失 0 0.0% 0.0%
税引前当期純利益 2,704,331 +167.5% 25.2%
法人税等 1,977,554 +167.5% 18.5%
当期純利益 726,777 +167.5% 6.8%

【損益計算書に対するコメント】 売上総利益率は34.6%(前期比+0.8%pt)と改善。販売費及び一般管理費率は22.7%(前期比-0.3%pt)と抑制。営業利益率は11.9%(前期比+1.0%pt)と大幅改善。経常利益率は13.3%(前期比+0.6%pt)と改善。当期純利益率は6.8%(前期比+5.1%pt)と大幅改善。特別利益の計上(主にツルハホールディングスの連結子会社化に伴う段階取得差益)が、当期純利益の大幅増益に大きく寄与。

5. キャッシュフロー

【営業活動によるキャッシュ・フロー】: 1,126,589百万円(前年比+98.0%) 【投資活動によるキャッシュ・フロー】: △1,088,665百万円(前年比+128.1%) 【財務活動によるキャッシュ・フロー】: 40,089百万円(前年比-95.4%) 【フリーキャッシュフロー】: 37,924百万円(前年比+128.1%)

6. 今後の展望

2027年2月期の連結業績予想は、売上高12兆円(前期比+12.0%)、営業利益3,400億円(前期比+25.7%)、経常利益2,900億円(前期比+19.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益730億円(前期比+0.4%)を見込む。中期経営計画(2021~2025年度)で掲げた5つの変革「デジタルシフトの加速と進化」「サプライチェーン発想での独自価値の創造」「新たな時代に対応したヘルス&ウエルネスの進化」「イオン生活圏の創造」「アジアシフトの更なる加速」を着実に推進し、持続的成長基盤の構築を目指す。

7. その他の重要事項

【セグメント別業績】: 小売事業、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業、金融事業等 【配当方針】: 安定的な配当の継続を基本方針とし、2027年2月期は年間15円(中間7.5円、期末7.5円)を予定 【株主還元施策】: 配当に加え、自己株式取得による資本効率の向上を図る 【M&Aや大型投資】: 2026年1月にツルハホールディングスの連結子会社化を完了 【人員・組織変更】: 首都圏及び近畿圏のSM事業再編を実行し、地域単位での収益力強化と競争優位性の確立に向けた体制を構築

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