2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社コパ・コーポレーション (7689)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社コパ・コーポレーション
【決算評価】 決算評価: 悪い
【簡潔な要約】 株式会社コパ・コーポレーション(東証コード: 7689)は、2026年2月期決算において売上高が前期比13.3%減の1,779百万円、営業損失271百万円、経常損失271百万円、当期純損失272百万円となりました。TV通販、ベンダー販売、インターネット通販の主要チャネルで軒並み減収となり、特にインターネット通販が23.3%の大幅減少。2027年2月期は売上高1,802百万円、営業利益1百万円の黒字化を見込んでいます。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社コパ・コーポレーション(以下、コパ社)は、2026年2月期決算において売上高が前期比13.3%減の1,779百万円、営業損失271百万円、経常損失271百万円、当期純損失272百万円となりました。コパ社は実演販売を強みとする通販企業で、TV通販、ベンダー販売、インターネット通販、デモカウ、わくたんの5つの販売チャネルを展開していますが、全チャネルで減収となり、特にインターネット通販が23.3%の大幅減少となりました。2027年2月期は売上高1,802百万円、営業利益1百万円の黒字化を見込んでいますが、継続企業の前提に関する重要事象が存在しており、業績回復には厳しい状況が続いています。
2. 業績結果
【数値】 - 売上高: 1,779百万円(前年同期比13.3%減) - 営業利益: △271百万円(前年同期は△281百万円) - 経常利益: △271百万円(前年同期は△278百万円) - 当期純利益: △272百万円(前年同期は△437百万円) - EPS: △91.85円(前年同期は△147.75円)
【業績結果に対するコメント】 コパ社の業績悪化の主な要因は、以下の通りです。 ①TV通販: 810百万円(前年同期比3.9%減)。主力商品が堅調に推移した一方で、新規導入商品の立ち上がり時期の影響等により、通期では前年比で若干下回る水準となりました。 ②ベンダー販売: 332百万円(前年同期比6.2%減)。主力商品の「99Tsukumo傘」と新商品の「瞬撥水Tsukumo傘」が堅調に推移し、売上貢献度が前年を大きく上回る水準となりましたが、既存商品の多くが市場競争の激化や顧客ニーズの変化を受け、軒並み前年実績を下回りました。 ③インターネット通販: 546百万円(前年同期比23.3%減)。主力商品が市場競争の激化により前年実績を下回り、商品のメディア露出が昨年同時期と比較し少なかったことなど複合的な要因から、大幅な減収となりました。 ④セールスプロモーション: 33百万円(前年同期比54.6%減)。実演販売士のイベント出演案件が減少しました。 ⑤デモカウ: 35百万円(前年同期比5.8%減)。主力商品が売上を牽引しましたが、減収となりました。 ⑥わくたん: 21百万円(前年同期比7.9%減)。「わくたんマーケット」へのリニューアルにより、前年を上回る水準となりましたが、第4四半期にプロジェクト数が伸び悩んだことから通期では前年実績を下回る結果となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,144,828 | △120,925 | | 現金及び預金 | 559,134 | △99,599 | | 受取手形及び売掛金 | 109,070 | △38,779 | | 棚卸資産 | 461,771 | 51,563 | | その他 | 15,853 | △9,084 | | 固定資産 | 7,233 | 655 | | 有形固定資産 | 3,056 | △3,000 | | 無形固定資産 | - | - | | 投資その他の資産 | 4,177 | 3,655 | | 資産合計 | 1,152,061 | △120,270 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 187,806 | △27,945 | | 支払手形及び買掛金 | 96,423 | △25,601 | | 短期借入金 | 18,108 | 18,108 | | その他 | 73,275 | △20,452 | | 固定負債 | 196,722 | 179,802 | | 長期借入金 | 174,347 | 174,347 | | その他 | 22,375 | 5,455 | | 負債合計 | 384,528 | 151,856 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 767,532 | △272,126 | | 資本金 | 401,160 | - | | 利益剰余金 | △22,449 | △272,125 | | その他の包括利益累計額 | - | - | | 純資産合計 | 767,532 | △272,126 | | 負債純資産合計 | 1,152,061 | △120,270 |
【貸借対照表に対するコメント】 - 自己資本比率: 66.6%(前期は81.7%) - 流動比率: 609.1%(前期は669.0%) - 当座比率: 481.5%(前期は544.6%) - 資産構成: 流動資産が99.6%を占め、固定資産は0.6%にとどまる - 負債構成: 長期借入金が45.4%を占め、流動負債は48.8%にとどまる - 前期からの主な変動点: 現金及び預金の減少、棚卸資産の増加、長期借入金の増加
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,779 | △13.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 1,122 | △3.5% | 63.0% |
| 売上総利益 | 658 | △26.1% | 37.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 929 | △20.5% | 52.2% |
| 営業利益 | △271 | - | △15.2% |
| 営業外収益 | 2 | 118.0% | 0.1% |
| 営業外費用 | 2 | 266.2% | 0.1% |
| 経常利益 | △271 | - | △15.2% |
| 特別利益 | - | - | - |
| 特別損失 | - | - | - |
| 税引前当期純利益 | △272 | - | △15.3% |
| 法人税等 | - | - | - |
| 当期純利益 | △272 | - | △15.3% |
【損益計算書に対するコメント】 - 売上高営業利益率: △15.2%(前期は△13.7%) - ROE: -35.4%(前期は-42.1%) - コスト構造: 販売費及び一般管理費が売上高の52.2%を占め、売上総利益率(37.0%)を大きく上回る - 前期からの主な変動要因: 売上原価率の改善(36.9%→37.0%)、販売費及び一般管理費の増加(47.1%→52.2%)
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: △290百万円
- 投資活動によるキャッシュフロー: △2百万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: 192百万円
- フリーキャッシュフロー: △292百万円
6. 今後の展望
- 2027年2月期の業績予想: 売上高1,802百万円、営業利益1百万円、経常利益2百万円、当期純利益1百万円
- 中期経営計画: 実演販売の強化、広告宣伝費の最適化、固定費の削減
- リスク要因: 地政学リスクの長期化、原材料価格・エネルギーコストの高騰、為替相場の変動
- 成長機会: デジタルマーケティングの最適化、新規卸先店舗の開拓
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 全販売チャネルで減収
- 配当方針: 無配(2026年2月期)
- 株主還元施策: 無配
- M&Aや大型投資: 無し
- 人員・組織変更: 無し
【注意事項】 - 継続企業の前提に関する重要事象が存在しており、業績回復には厳しい状況が続いています。 - 2027年2月期の業績予想は、売上高1,802百万円、営業利益1百万円の黒字化を見込んでいますが、達成には不透明な要素が多く含まれています。