2026年8月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社良品計画 (7453)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社良品計画
【決算評価】 決算評価: 非常に良い
【簡潔な要約】 株式会社良品計画は2026年8月期第2四半期(中間期)決算において、営業収益438,549百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益45,045百万円(同24.8%増)、経常利益46,873百万円(同35.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益34,262百万円(同34.5%増)と大幅な増収増益を達成しました。国内外での出店による店舗数の増加と海外事業の売上拡大が主な要因です。生産体制の内製化による原価低減や値下げ抑制により営業総利益率が改善し、営業利益率は10.3%に達しました。また、政策保有株式の売却益や為替差益の計上により中間純利益も大幅に増加しました。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社良品計画(東証7453)の2026年8月期第2四半期(中間期)決算は、売上高438,549百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益45,045百万円(同24.8%増)、経常利益46,873百万円(同35.5%増)、親会社株主に帰属する中間純利益34,262百万円(同34.5%増)と、売上高・利益ともに大幅な増加を記録しました。営業利益率は10.3%に達し、収益性の改善が顕著です。国内外での積極的な出店戦略と海外事業の拡大が業績を牽引し、生産体制の内製化による原価低減や値下げ抑制が利益率改善に寄与しました。また、政策保有株式の売却益や為替差益の計上により中間純利益も大幅に増加しました。
2. 業績結果
【数値】 - 売上高(営業収益): 438,549百万円(前年同期比14.8%増) - 営業利益: 45,045百万円(同24.8%増) - 経常利益: 46,873百万円(同35.5%増) - 当期純利益: 34,262百万円(同34.5%増) - 1株当たり当期純利益(EPS): 64.57円 - 配当金: 16.00円(第2四半期末)
【業績結果に対するコメント】 増収増益の主な要因は、国内外での積極的な出店戦略と海外事業の拡大です。国内事業では、システム障害の影響によりEC販売が苦戦したものの、「無印良品週間」や年末年始の「良いね祭」などのプロモーション施策が奏功し、出店に伴う店舗数増加により増収を達成しました。東アジア事業では、中国大陸事業がダブルイレブンや春節のプロモーション効果に加え、ヘルス&ビューティーや食品が牽引し増収。東南アジア・オセアニア事業では、新しいマネジメント体制のもと売場改善や販売計画見直しを進め、既存店売上が伸長し増収増益。欧米事業では、在庫管理の徹底により既存店およびEC売上が伸長し増収増益を達成しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 411,193 | +11.2% | | 現金及び預金 | 152,245 | +13.0% | | 受取手形及び売掛金 | 18,834 | +4.3% | | 商品 | 186,825 | +10.1% | | その他 | 53,289 | +37.6% | | 固定資産 | 220,921 | +11.8% | | 有形固定資産 | 123,957 | +12.5% | | 無形固定資産 | 42,836 | +1.9% | | 投資その他の資産 | 54,127 | +31.0% | | 資産合計 | 632,115 | +12.4% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 143,260 | +6.1% | | 買掛金 | 62,917 | +11.5% | | 短期借入金 | 251 | -94.9% | | その他 | 26,343 | +12.4% | | 固定負債 | 104,550 | +12.4% | | 長期借入金 | 1,106 | -39.4% | | その他 | 30,344 | +9.5% | | 負債合計 | 247,811 | +9.0% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 335,828 | +11.9% | | 資本金 | 6,766 | ±0.0% | | 利益剰余金 | 327,260 | +9.0% | | その他の包括利益累計額 | 41,122 | +125.1% | | 純資産合計 | 384,304 | +14.3% | | 負債純資産合計 | 632,115 | +12.4% |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は59.6%と前期から0.6ポイント上昇し、財務基盤は引き続き安定しています。流動比率は前期比で若干低下していますが、当座比率は改善しており、短期的な支払い能力に問題はありません。資産面では現金及び預金、商品、投資その他の資産が増加し、負債面では買掛金の増加が目立ちます。純資産は利益剰余金と繰延ヘッジ損益の増加により増加し、株主資本が拡大しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 438,549 | +14.8% | 100.0% |
| 売上原価 | 208,793 | +11.5% | 47.6% |
| 売上総利益 | 229,756 | +17.6% | 52.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 184,711 | +16.2% | 42.1% |
| 営業利益 | 45,045 | +24.8% | 10.3% |
| 営業外収益 | 3,552 | +224.0% | 0.8% |
| 営業外費用 | 1,724 | -34.0% | 0.4% |
| 経常利益 | 46,873 | +35.5% | 10.7% |
| 特別利益 | 2,607 | +13,650.0% | 0.6% |
| 特別損失 | 210 | -60.4% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 49,269 | +44.6% | 11.2% |
| 法人税等 | 14,451 | +72.8% | 3.3% |
| 当期純利益 | 34,818 | +35.6% | 7.9% |
【損益計算書に対するコメント】 売上総利益率は52.4%(前期比+1.1ポイント)に改善し、販売費及び一般管理費率は42.1%(同-0.9ポイント)に低下しました。営業利益率は10.3%(同+1.4ポイント)に上昇し、収益性が大幅に改善しました。経常利益率は10.7%(同+2.5ポイント)に改善し、特別利益の計上(政策保有株式売却益2,367百万円、為替差益3,012百万円等)により当期純利益が大幅に増加しました。ROE(自己資本利益率)は前期比で大幅に改善し、株主資本の効率的な活用が進んでいます。
5. キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフロー、フリーキャッシュフローに関する詳細な数値は記載がありませんでした。
6. 今後の展望
2026年8月期通期の業績予想は、営業収益887,000百万円(前期比13.0%増)、営業利益89,000百万円(同20.5%増)、経常利益88,000百万円(同21.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益62,000百万円(同21.9%増)と、中間期の好調な業績を踏まえ、通期予想を上方修正しました。年間配当予想は32.00円(前期比-18.00円)と減配予想ですが、これは株式分割の影響を考慮したものです。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 国内事業、東アジア事業、東南アジア・オセアニア事業、欧米事業の4つのセグメントで構成され、全てのセグメントで増収増益を達成
- 配当方針: 中間配当16.00円、期末配当16.00円の年間32.00円を予定
- ESGの取り組み: 「MUJI REPORT 2025」を発行し、ESG経営のトップランナーを目指す方針を明確化。重要課題(マテリアリティ)を見直し、新たに5つの重要課題を設定
- その他: カポック混シリーズを拡充し、持続可能な商品開発を推進