2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ディスコ (6146)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ディスコは2026年3月期決算で売上高4,368億89百万円、営業利益1,849億89百万円を達成し、6期連続で過去最高を更新しました。生成AI需要を背景にデータセンター向け投資が拡大し、高性能半導体向け精密加工装置の出荷が好調に推移したことが主な要因です。自己資本比率は78.9%と高い財務健全性を維持し、4年累計経常利益率も41.4%で10期連続20%超えを達成するなど、収益性の高さも際立っています。
2. 業績結果
【主要数値】 - 売上高: 4,368億89百万円(前期比11.1%増) - 営業利益: 1,849億89百万円(前期比10.9%増) - 経常利益: 1,849億36百万円(前期比9.5%増) - 当期純利益: 1,355億21百万円(前期比9.4%増) - EPS: 1,249.84円 - 配当: 505円(年間)
【業績結果に対するコメント】 高性能半導体向け精密加工装置の出荷が好調に推移し、売上高は6期連続で過去最高を更新。消耗品である精密加工ツールの出荷も顧客の設備稼働率に連動して高水準を維持しました。製品および用途構成の変化に伴う僅かなGP率低下や人件費・研究開発費の増加があったものの、売上高の増加および高付加価値製品の収益寄与により増収増益を達成。特に営業利益率42.3%、経常利益率42.3%は業界トップクラスの収益性を示しています。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 494,572 | +70,070 | | 現金及び預金 | 284,575 | +55,408 | | 受取手形及び売掛金 | 57,477 | +17,505 | | 棚卸資産 | 102,285 | +7,323 | | その他 | 50,045 | +6,752 | | 固定資産 | 248,838 | +19,253 | | 有形固定資産 | 223,241 | +18,227 | | 無形固定資産 | 250 | +4 | | 投資その他の資産 | 25,346 | +22 | | 資産合計 | 743,410 | +89,323 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 154,458 | -5,934 | | 支払手形及び買掛金 | 9,053 | +1,103 | | 短期借入金 | 0 | 0 | | その他 | 145,405 | -7,037 | | 固定負債 | 826 | -165 | | 長期借入金 | 0 | 0 | | その他 | 826 | -165 | | 負債合計 | 155,285 | -6,098 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 568,583 | +90,745 | | 資本金 | 22,359 | +270 | | 利益剰余金 | 521,924 | +90,206 | | その他の包括利益累計額 | 17,991 | +4,664 | | 純資産合計 | 588,125 | +95,422 | | 負債純資産合計 | 743,410 | +89,323 |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は78.9%と高い財務健全性を維持。流動比率は320.1%、当座比率は234.7%と短期的な支払い能力も十分。資産面では現金預金や売掛金が増加し、負債面では電子記録債務や未払法人税等が減少。純資産は利益剰余金の積み増しにより大幅に増加し、財務基盤の強化が進んでいます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 436,889 | +11.1% | 100.0% |
| 売上原価 | 130,412 | +13.3% | 29.9% |
| 売上総利益 | 306,477 | +11.0% | 70.1% |
| 販売費及び一般管理費 | 121,487 | +9.9% | 27.8% |
| 営業利益 | 184,989 | +10.9% | 42.3% |
| 営業外収益 | 2,143 | -4.8% | 0.5% |
| 営業外費用 | 2,197 | +1492.8% | 0.5% |
| 経常利益 | 184,936 | +9.5% | 42.3% |
| 特別利益 | 10 | -57.1% | 0.0% |
| 特別損失 | 1,136 | +38.8% | 0.3% |
| 税引前当期純利益 | 183,811 | +9.6% | 42.1% |
| 法人税等 | 48,207 | +9.2% | 11.0% |
| 当期純利益 | 135,603 | +9.4% | 31.0% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は42.3%、経常利益率も42.3%と高水準を維持。売上原価率は29.9%、販管費率は27.8%と収益性の高いビジネスモデルが特徴。営業外費用が前期比大幅増となったのは為替差損の計上によるもの。純利益率31.0%も高い収益性を示しています。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュ・フロー: 1,335億43百万円(前期比10.9%増)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー: △1,357億69百万円(前期比99.7%増)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー: △450億35百万円(前期比18.0%増)
- フリー・キャッシュ・フロー: △22億25百万円
6. 今後の展望
2027年3月期第1四半期の業績予想は売上高106,100百万円、営業利益42,000百万円。半導体・電子部品業界において顧客の投資意欲が短期間で激しく変動するため、業績予想の開示方法は「1四半期先まで」としています。想定為替レートは1USドル157円。
7. その他の重要事項
- 配当性向: 40.4%
- 自己資本比率: 78.9%
- 4年累計経常利益率: 41.4%(10期連続20%超え)
- 総資産利益率(ROA): 19.4%
- 自己資本利益率(ROE): 25.1%
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用 - データが不明な場合は「記載なし」と明記 - 表形式は markdown形式で見やすく整形 - 金額の単位を明確に記載(百万円)