2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
富士精工株式会社 (6142)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 富士精工株式会社
【決算評価】 決算評価: 良い
【簡潔な要約】 富士精工株式会社は2026年2月期決算で、売上高20,465百万円(前期比4.2%増)、営業利益233百万円(前期は368百万円の営業損失)、経常利益481百万円(前期比343.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益692百万円(前期は3,761百万円の当期純損失)を計上しました。自動車産業界の電動化対応を背景に、ハイブリッド車向け工具需要が堅調に推移し、売上増加と経費削減により業績が大幅に改善しました。セグメント別では日本、北米・中米、オセアニアが増収増益となり、業績回復に貢献しました。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
富士精工株式会社(6142)は2026年2月期決算で、売上高20,465百万円(前期比4.2%増)、営業利益233百万円(前期は368百万円の営業損失)、経常利益481百万円(前期比343.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益692百万円(前期は3,761百万円の当期純損失)を計上しました。前期の大幅な営業損失から一転し、営業利益を計上するなど業績が大幅に改善しました。これは、自動車産業界の電動化対応を背景に、ハイブリッド車向け工具需要が堅調に推移したことに加え、設備投資による自動化、省力化を推進し、生産性向上に取り組んだ結果です。また、前期に減損損失を計上したことにより、当期の減価償却費が減少したことも利益改善に寄与しました。
2. 業績結果
【連結業績】 - 売上高: 20,465百万円(前期比4.2%増) - 営業利益: 233百万円(前期は368百万円の営業損失) - 経常利益: 481百万円(前期比343.8%増) - 親会社株主に帰属する当期純利益: 692百万円(前期は3,761百万円の当期純損失) - 1株当たり当期純利益: 209.34円 - 配当金: 15円/株(年間配当金50円/株、前期比25円/株減配)
【業績結果に対するコメント】 売上高は前期比4.2%増の20,465百万円となり、4期ぶりの増収となりました。これは、自動車産業界の電動化対応を背景に、ハイブリッド車向け工具需要が堅調に推移したことに加え、梱包材の売上が堅調に推移したことなどによるものです。営業利益は前期の368百万円の営業損失から一転し、233百万円の営業利益を計上しました。これは、売上増加に加え、設備投資による自動化、省力化を推進し、生産性向上に取り組んだ結果、経費削減が進んだことによるものです。また、前期に減損損失を計上したことにより、当期の減価償却費が減少したことも利益改善に寄与しました。経常利益は前期比343.8%増の481百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の3,761百万円の当期純損失から一転し、692百万円を計上しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 16,421,544 | 2.7%増 | | 現金及び預金 | 9,345,945 | 14.2%増 | | 受取手形及び売掛金 | 2,891,906 | 7.9%増 | | 商品及び製品 | 1,196,036 | 14.5%減 | | その他 | 2,987,657 | 2.8%増 | | 固定資産 | 11,855,275 | 30.0%増 | | 有形固定資産 | 6,291,624 | 8.5%増 | | 無形固定資産 | 72,930 | 31.1%増 | | 投資その他の資産 | 5,490,721 | 68.5%増 | | 資産合計 | 28,276,819 | 12.6%増 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,191,065 | 6.6%増 | | 支払手形及び買掛金 | 768,927 | 7.8%減 | | 短期借入金 | 819,697 | 39.6%増 | | その他 | 2,602,441 | 11.9%増 | | 固定負債 | 2,742,529 | 60.8%増 | | 長期借入金 | 128,750 | 1.9%増 | | その他 | 2,613,779 | 71.9%増 | | 負債合計 | 5,933,594 | 26.4%増 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 15,639,249 | 0.9%増 | | 資本金 | 2,882,016 | 0.0%増 | | 利益剰余金 | 10,576,510 | 6.1%増 | | その他の包括利益累計額 | 1,696,320 | 191.1%増 | | 純資産合計 | 22,343,569 | 9.4%増 | | 負債純資産合計 | 28,276,819 | 12.6%増 |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は前期の75.3%から73.4%に低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。流動比率は前期の5.36倍から5.15倍に低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。資産構成を見ると、投資有価証券が前期比1,530百万円増加し、現金及び預金が前期比1,150百万円増加し、退職給付に係る資産が前期比702百万円増加したことが資産増加の主な要因となっています。負債構成を見ると、繰延税金負債が前期比931百万円増加し、短期借入金が前期比232百万円増加したことが負債増加の主な要因となっています。純資産構成を見ると、その他有価証券評価差額金が前期比1,113百万円増加し、退職給付に係る調整累計額が前期比433百万円増加し、利益剰余金が前期比603百万円増加したことが純資産増加の主な要因となっています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 20,465 | 4.2%増 | 100.0% |
| 売上原価 | 15,887 | 3.2%増 | 77.6% |
| 売上総利益 | 4,578 | 8.4%増 | 22.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 4,345 | 5.7%増 | 21.2% |
| 営業利益 | 233 | 100.0%増 | 1.1% |
| 営業外収益 | 248 | 67.2%増 | 1.2% |
| 営業外費用 | 0 | 100.0%減 | 0.0% |
| 経常利益 | 481 | 343.8%増 | 2.3% |
| 特別利益 | 0 | 100.0%減 | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 100.0%減 | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 481 | 343.8%増 | 2.3% |
| 法人税等 | -211 | 100.0%増 | -1.0% |
| 当期純利益 | 692 | 100.0%増 | 3.4% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は前期の-1.9%から1.1%に改善し、経常利益率は前期の-0.5%から2.3%に改善しました。売上高当期純利益率は前期の-19.1%から3.4%に改善しました。売上総利益率は前期の21.8%から22.4%に改善し、販売費及び一般管理費率は前期の23.1%から21.2%に改善しました。営業利益は前期の368百万円の営業損失から一転し、233百万円の営業利益を計上しました。これは、売上増加に加え、設備投資による自動化、省力化を推進し、生産性向上に取り組んだ結果、経費削減が進んだことによるものです。また、前期に減損損失を計上したことにより、当期の減価償却費が減少したことも利益改善に寄与しました。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 1,003百万円(前期比9.9%減)
- 投資活動によるキャッシュフロー: -174百万円(前期比69.2%減)
- 財務活動によるキャッシュフロー: -316百万円(前期比71.9%減)
- フリーキャッシュフロー: 829百万円
6. 今後の展望
中国政府による重要鉱物の対日輸出規制強化の影響により、超硬合金の主原料であるタングステンの供給が世界的 に不安定になってきております。今後、タングステンを使用したアイテムの安定供給ができなくなる可能性があり、 代替となる超硬素材の調達が急務となっております。 自動車産業界においては電動化も進んできておりますが、ハイブリッド車のニーズも強く、引き続き当社が持つ高 い既存技術を生かしたビジネスに展開できるものと考えております。より付加価値の高い需要を取り込むべく、電動 車向けやハイブリッド車向け工具の開発と強化を進め、生産設備の自動化により収益性を向上させることで価格競争 力を高めてまいります。 これにより当社グループの次期通期連結業績につきましては、売上高20,880百万円(前連結会計年度比2.0% 増)、営業利益300百万円(前連結会計年度比28.3%増)、経常利益480百万円(前連結会計年度比0.3%減)、親会 社株主に帰属する当期純利益80百万円(前連結会計年度比88.5%減)と予想いたしております。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 日本セグメントは売上高8,505百万円(前期比7.5%増)、セグメント損失260百万円(前期は669百万円のセグメント損失)。アジアセグメントは売上高4,993百万円(前期比2.7%減)、セグメント損失140百万円(前期は381百万円のセグメント損失)。北米・中米セグメントは売上高3,547百万円(前期比2.3%増)、セグメント利益429百万円(前期比1.5%増)。オセアニアセグメントは売上高2,610百万円(前期比11.2%増)、セグメント利益137百万円(前期比23.3%増)。欧州セグメントは売上高807百万円(前期比2.2%増)、セグメント利益14百万円(前期比78.3%減)。
- 配当方針: 年間配当金50円/株(前期比25円/株減配)
- 株主還元施策: 自己株式の取得
- M&Aや大型投資: 有形固定資産の取得による支出897百万円
- 人員・組織変更: 記載なし
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています。 - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています。 - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています。 - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)。