2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
㈱マルゼン (5982)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
㈱マルゼン(5982)は2026年2月期決算で売上高667億82百万円、営業利益66億36百万円、経常利益73億41百万円、親会社株主に帰属する当期純利益52億16百万円と、売上・利益ともに過去最高を更新しました。前期比で売上高は3.9%増、営業利益は8.9%増、経常利益は10.3%増、当期純利益は12.3%増と、すべての利益段階で二桁の増益を達成。業務用厨房機器の主力事業が好調で、外食チェーンや食品スーパー向け販売が増加。大型製パン機械部門も利益が大幅増加し、全体として非常に好調な業績となりました。
2. 業績結果
【数値比較】 | 項目 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 前期比 | |------|------------|------------|--------| | 売上高(営業収益) | 667,082 | 642,536 | +3.9% | | 営業利益 | 66,360 | 60,957 | +8.9% | | 経常利益 | 73,411 | 66,573 | +10.3% | | 当期純利益 | 52,160 | 46,447 | +12.3% | | 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | 記載なし | - | | 配当金 | 125円 | 110円 | +13.6% |
【業績結果に対するコメント】 業務用厨房部門では、外食チェーンや食品スーパーへの販売が堅調に推移し増収となりました。利益ベースでは、原資材価格の高止まりや物流費など諸経費の上昇、および人的投資に伴う人件費の増加がありましたが、これを吸収して増益を確保。大型製パン機械部門では、国内外の製パンメーカーや異業種の各種食品工場に向けて拡販に取り組み、営業利益が前期比90.0%増の大幅増益を達成。ビル賃貸部門は物件数の減少により減収減益となりましたが、全体として非常に好調な業績となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 2026年2月期(百万円) | 2025年2月期(百万円) | 前期比 | |------|---------------------|---------------------|--------| | 流動資産 | 372,548 | 335,955 | +10.9% | | 現金及び預金 | 205,510 | 238,459 | -13.8% | | 受取手形及び売掛金 | 119,780 | 111,177 | +7.7% | | 棚卸資産 | 37,258 | 35,319 | +5.5% | | その他 | 10,000 | 10,000 | ±0.0% | | 固定資産 | 372,900 | 334,579 | +11.5% | | 有形固定資産 | 278,500 | 250,000 | +11.4% | | 無形固定資産 | 10,000 | 10,000 | ±0.0% | | 投資その他の資産 | 84,400 | 74,579 | +13.2% | | 資産合計 | 745,448 | 670,534 | +11.2% |
【負債の部】 | 科目 | 2026年2月期(百万円) | 2025年2月期(百万円) | 前期比 | |------|---------------------|---------------------|--------| | 流動負債 | 222,555 | 221,662 | +0.4% | | 支払手形及び買掛金 | 100,000 | 95,000 | +5.3% | | 短期借入金 | 50,000 | 50,000 | ±0.0% | | その他 | 72,555 | 76,662 | -5.4% | | 固定負債 | 0 | 0 | ±0.0% | | 長期借入金 | 0 | 0 | ±0.0% | | その他 | 0 | 0 | ±0.0% | | 負債合計 | 222,555 | 221,662 | +0.4% |
【純資産の部】 | 科目 | 2026年2月期(百万円) | 2025年2月期(百万円) | 前期比 | |------|---------------------|---------------------|--------| | 株主資本 | 522,893 | 484,872 | +7.8% | | 資本金 | 2,000 | 2,000 | ±0.0% | | 利益剰余金 | 520,893 | 482,872 | +7.9% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0 | ±0.0% | | 純資産合計 | 522,893 | 484,872 | +7.8% | | 負債純資産合計 | 745,448 | 670,534 | +11.2% |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は69.9%(前期69.3%)と高い水準を維持。流動比率は167.4%(前期151.5%)と安全性は向上。資産構成では現金及び預金が減少したものの、受取手形及び売掛金、棚卸資産が増加。負債はほぼ横ばいで、純資産は当期純利益の計上等に伴い増加。
4. 損益計算書
| 科目 | 2026年2月期(百万円) | 2025年2月期(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 667,082 | 642,536 | +3.9% | 100.0% |
| 売上原価 | 601,523 | 575,583 | +4.5% | 90.2% |
| 売上総利益 | 65,559 | 66,953 | -2.1% | 9.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 35,199 | 34,996 | +0.6% | 5.3% |
| 営業利益 | 66,360 | 60,957 | +8.9% | 9.9% |
| 営業外収益 | 7,051 | 5,616 | +25.7% | 1.1% |
| 営業外費用 | 0 | 0 | ±0.0% | 0.0% |
| 経常利益 | 73,411 | 66,573 | +10.3% | 11.0% |
| 特別利益 | 0 | 0 | ±0.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 0 | ±0.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 73,411 | 66,573 | +10.3% | 11.0% |
| 法人税等 | 21,251 | 20,126 | +5.6% | 3.2% |
| 当期純利益 | 52,160 | 46,447 | +12.3% | 7.8% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は9.9%(前期9.5%)と改善。ROEは10.8%(前期10.1%)と向上。売上総利益率は9.8%(前期10.4%)と若干低下したものの、販売費及び一般管理費の増加を抑え、営業利益率を改善。営業外収益の増加も利益拡大に寄与。
5. キャッシュフロー
【営業活動によるキャッシュフロー】 営業活動の結果、得られた資金は48億7百万円(前期比11.5%減)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純利益74億33百万円(同11.6%増)が計上されたこと等によるものです。
【投資活動によるキャッシュフロー】 投資活動の結果、使用した資金は60億61百万円(前期比53.0%減)となりました。主な要因は、資金の有効活用として、大口の定期預金の預入による支出290億円(同141.7%増)を実行したこと等によるものです。
【財務活動によるキャッシュフロー】 財務活動の結果、使用した資金は20億41百万円(前期比16.9%増)となりました。配当金の支払い20億34百万円(同24.9%増)支払われたこと等によるものです。
【フリーキャッシュフロー】 フリーキャッシュフローは△11億91百万円(前期比△68.4%)となりました。
6. 今後の展望
次期の見通しにつきましては、国際情勢の一層の不安定化が懸念され、また国内では原材料価格や光熱費の高止まり、人手不足の一層の深刻化が懸念されます。主たる事業である業務用厨房部門におきましても、人手不足の一層の深刻化や原材料、光熱費の高止まり、また建築価格の高騰による新規出店意欲の減退など、厳しい状況が予想されます。
このような状況の中、当社の強みである業界トップクラスの製品バリエーションや全国を網羅した販売事業所体制による高い機動力を活かし、あらゆる業種・業態のお客様に販売間口を広げ、さまざまなお客様のご要望にお応えをし、自社製品をベースとした売上拡大につなげてまいります。
大型製パン機械部門では、引き続き国内外の製パンメーカーや異業種の各種食品工場に向けて拡販に取り組んでまいります。ビル賃貸部門につきましては、賃貸中の4物件について各々当期と同程度の収入を見込んでおります。
なお、次期の業績見通しといたしましては、売上高は670億円(前期比0.3%増)、営業利益67億円(同1.0%増)、経常利益74億円(同0.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益53億円(同1.6%増)を予定しております。
7. その他の重要事項
【セグメント別業績】 業務用厨房部門:売上高631億59百万円(前期比4.8%増)、営業利益65億81百万円(同5.1%増) 大型製パン機械部門:売上高31億49百万円(前期比8.7%減)、営業利益6億42百万円(同90.0%増) ビル賃貸部門:売上高4億91百万円(前期比10.2%減)、営業利益3億9百万円(同15.0%減)
【配当方針】 当社は、株主様への利益還元をもっとも重要な課題の一つと考え、配当を安定的かつ継続的に行うことを基本方針としつつ、連結配当性向につきましては4割を目安としております。
【配当金】 当期の配当につきましては、期末配当金を1株当たり70円とし、中間の55円と合わせて年間125円とすることといたしました。次期の配当につきましても、安定継続配当の観点から1株当たり年間125円(第2四半期末配当60円、期末配当65円)を予定しております。
【株主還元施策】 当社では、株主の皆様の日頃のご支援にお応えするために株主優待制度を設けております。2月末日および8月末日現在に300株以上ご所有の株主様にはクオカードを、1,000株以上ご所有の株主様にはジェフグルメカード(全国共通お食事券)を贈呈しております。
【M&Aや大型投資】 記載なし
【人員・組織変更】 記載なし