2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社BeeX (4270)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社BeeXは2026年2月期連結決算において、売上高10,626百万円、営業利益592百万円、経常利益616百万円、親会社株主に帰属する当期純利益452百万円を計上しました。当社は2026年2月期より連結財務諸表を作成しており、前期比の増減率は記載されていません。クラウドソリューション事業を展開し、デジタルトランスフォーメーションとマルチクラウド領域を軸に成長を遂げています。2027年2月期は売上高12,516百万円、営業利益605百万円を見込んでいます。
2. 業績結果
【数値】 - 売上高: 10,626百万円 - 営業利益: 592百万円 - 経常利益: 616百万円 - 当期純利益: 452百万円 - EPS: 202.78円 - 配当金: 25円/株
【業績結果に対するコメント】 売上高はクラウドインテグレーション、MSP、クラウドライセンスリセールの3つのサービスが好調に推移し、前期比17.8%増を達成しました。営業利益は前期比2.1%増と微増にとどまりましたが、経常利益は前期比0.1%増とほぼ横ばいで推移しました。当期純利益は前期比0.3%増と堅調に推移しています。特にMSP事業の拡大(株式会社スカイ365の子会社化等)により、ストック収益基盤の強化が進んでいます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 5,520,712 | - | | 現金及び預金 | 2,634,052 | - | | 受取手形及び売掛金 | 1,785,535 | - | | 契約資産 | 331,267 | - | | 前払費用 | 767,705 | - | | その他 | 2,152 | - | | 固定資産 | 270,984 | - | | 有形固定資産 | 49,474 | - | | 無形固定資産 | 122,152 | - | | 投資その他の資産 | 99,358 | - | | 資産合計 | 5,791,697 | - |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 2,696,243 | - | | 買掛金 | 1,502,405 | - | | 短期借入金 | 200,000 | - | | 未払金 | 130,259 | - | | 未払費用 | 84,394 | - | | 未払法人税等 | 57,618 | - | | 未払消費税等 | 43,605 | - | | 契約負債 | 610,912 | - | | 預り金 | 66,754 | - | | 受注損失引当金 | 293 | - | | 固定負債 | 0 | - | | 長期借入金 | 0 | - | | その他 | 0 | - | | 負債合計 | 2,696,243 | - |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,057,593 | - | | 資本金 | 328,794 | - | | 資本剰余金 | 393,919 | - | | 利益剰余金 | 2,337,518 | - | | 自己株式 | -2,638 | - | | その他の包括利益累計額 | 0 | - | | 純資産合計 | 3,095,453 | - | | 負債純資産合計 | 5,791,697 | - |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は52.8%と高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。流動比率は2,050%と高く、短期的な支払い能力は十分にあります。資産構成は流動資産が全体の95.3%を占め、現金預金が2,634百万円と潤沢な資金を保有しています。負債は流動負債が全体の100%を占め、買掛金と契約負債が主な構成要素となっています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 10,626 | - | 100.0% |
| 売上原価 | 8,819 | - | 83.0% |
| 売上総利益 | 1,807 | - | 17.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,215 | - | 11.4% |
| 営業利益 | 592 | - | 5.6% |
| 営業外収益 | 26 | - | 0.2% |
| 営業外費用 | 2 | - | 0.0% |
| 経常利益 | 617 | - | 5.8% |
| 特別利益 | 5 | - | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | - | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 622 | - | 5.9% |
| 法人税等 | 168 | - | 1.6% |
| 当期純利益 | 454 | - | 4.3% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は5.6%、経常利益率は5.8%、当期純利益率は4.3%と収益性は安定しています。売上総利益率は17.0%で、販売費及び一般管理費率は11.4%とコスト管理は適切に行われています。営業外収益は受取利息や受取手数料等で26百万円、営業外費用は支払利息等で2百万円と、営業外損益はほぼ均衡しています。
5. キャッシュフロー
【キャッシュフローの状況】 - 営業活動によるキャッシュフロー: 296百万円 - 投資活動によるキャッシュフロー: -16百万円 - 財務活動によるキャッシュフロー: 15百万円 - 現金及び現金同等物期末残高: 2,634百万円
【キャッシュフローに対するコメント】 営業活動によるキャッシュフローは税金等調整前当期純利益の計上や仕入債務の増加等により296百万円のプラスとなりました。投資活動によるキャッシュフローは子会社株式の取得による収入や有形固定資産・無形固定資産の取得による支出により16百万円のマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは新株予約権の行使による株式の発行により15百万円のプラスとなりました。
6. 今後の展望
2027年2月期の連結業績予想は、売上高12,516百万円(前期比17.8%増)、営業利益605百万円(前期比2.1%増)、経常利益617百万円(前期比0.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益454百万円(前期比0.3%増)を見込んでいます。利益面においては、人的投資やサービス開発投資の継続により短期的には伸び率が限定的となるものの、中長期的にはストック型収益の拡大や運用効率の向上により、収益性の改善を見込んでいます。
7. その他の重要事項
【セグメント別業績】 当社グループの事業はクラウドソリューション事業の単一セグメントのため、セグメントごとの記載はしておりません。
【配当方針】 2026年2月期の年間配当金は25円/株を予定しており、配当性向は12.3%、株主資本配当率は1.8%です。
【株主還元施策】 配当金の支払いを実施しており、2026年5月27日に支払い予定です。
【M&Aや大型投資】 前期にMSP事業の拡大(株式会社スカイ365の子会社化等)を実施し、ストック収益基盤の強化を図っています。
【人員・組織変更】 記載なし
【リスク要因】 企業のIT投資は景気動向の影響を受けやすく、コスト抑制意識の高まりや投資案件の選別、プロジェクトの長期化・複雑化などの傾向があります。また、IT人材の不足や人件費の上昇は、業界全体における重要な課題となっています。
【成長機会】 デジタルトランスフォーメーションやデータ駆動型ビジネスの進展を背景に、クラウドを活用したICT基盤の強化ニーズが引き続き高まることが期待されています。当社グループはクラウドソリューション事業における「クラウドインテグレーション」、「MSP(マネージドサービスプロバイダ)」及び「クラウドライセンスリセール」の3つのサービスを軸に、顧客のクラウド活用を一気通貫で支援するとともに、ストック型ビジネスの拡大を推進してまいります。