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更新: 2026-04-14 15:30:00
決算 2026-04-14T15:30

2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社バロックジャパンリミテッド (3548)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社バロックジャパンリミテッド(東証3548)は、2026年2月期決算で売上高が前期比11.5%減の514億99百万円、営業利益が同60.5%減の3億21百万円と大幅な減収減益となった。国内事業の主力ブランドAZULBYMOUSSYの客数減少が響き、売上総利益も前年を下回った。一方で、販売費及び一般管理費のコントロールにより営業利益は前年を上回った。海外事業では中国合弁事業を解消し、米国事業は卸売に絞り込む戦略転換を図った。2027年2月期は売上高529億70百万円(同2.9%増)、営業利益1億352百万円(同320.9%増)を見込む。

2. 業績結果

  • 売上高: 514億99百万円(前年同期比11.5%減)
  • 営業利益: 3億21百万円(同60.5%減)
  • 経常利益: 3億83百万円(前年同期は16億83百万円の損失)
  • 当期純利益: 3億66百万円(前年同期は25億75百万円の損失)
  • EPS: 10.19円(前年同期は△71.58円)
  • 配当金: 38.00円(前年同期は38.00円)

業績結果に対するコメント: 国内事業の主力ブランドAZULBYMOUSSYの客数減少が全体の売上高減少の主要因となった。しかし、計画的な仕入コントロールの厳格化、在庫状況に合わせた早期換金により、商品評価損は前年同期から大幅に圧縮した。売上高の連動に伴う販売委託費の減少や固定費の抑制により、販売費及び一般管理費を前年同期を下回る水準でコントロールした結果、営業利益は前年同期を上回った。

海外事業では、BELLEINTERNATIONALHOLDINGSLIMITED(以下、「Belle社」という)との中国合弁事業を解消し、中国卸売会社及び中国小売会社の株式をBelle社に譲渡した。これにより、連結売上高の減少要因となった。また、米国事業はEC及び卸売(高級百貨店、セレクトショップ向け)を中心としたビジネスモデルで日本製高級デニムを主とした販売に取り組んでいるが、販売費及び一般管理費を圧縮しきれず、また主要百貨店の経営破綻の影響もあり前年比で減益となった。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 191億51百万円 | △22.9% | | 現金及び預金 | 11億19百万円 | +0.1% | | 受取手形及び売掛金 | 2億442百万円 | -68.7% | | 棚卸資産 | 50億3百万円 | -6.6% | | その他 | 3億21百万円 | +4.3% | | 固定資産 | 134億41百万円 | +15.2% | | 有形固定資産 | 16億43百万円 | +0.9% | | 無形固定資産 | 35億27百万円 | +9.4% | | 投資その他の資産 | 82億71百万円 | +1,041.8% | | 資産合計 | 325億93百万円 | -4.5% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 111億7百万円 | +52.7% | | 支払手形及び買掛金 | 19億15百万円 | -36.3% | | 短期借入金 | 20億円 | ±0.0% | | その他 | 72億55百万円 | +1,055.6% | | 固定負債 | 67億79百万円 | -17.9% | | 長期借入金 | 50億円 | -16.7% | | その他 | 17億79百万円 | -46.9% | | 負債合計 | 178億87百万円 | +17.3% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 132億23百万円 | -6.4% | | 資本金 | 8億258百万円 | ±0.0% | | 利益剰余金 | △75百万円 | +79.5% | | その他の包括利益累計額 | 14億82百万円 | +7.2% | | 純資産合計 | 147億5百万円 | -21.6% | | 負債純資産合計 | 325億93百万円 | -4.5% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は45.1%(前期比0.8ポイント減)と依然として高い水準を維持している。流動比率は171.2%(前期比△43.3ポイント減)と低下したが、当座比率は89.1%(前期比△48.7ポイント減)と短期的な支払い能力にやや不安が残る。資産構成では投資有価証券が大幅に増加し、負債構成では未払金等が増加した。純資産は配当金の支払いや非支配株主持分の減少により減少した。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 514億99百万円 -11.5% 100.0%
売上原価 205億72百万円 -18.0% 39.9%
売上総利益 309億27百万円 -6.5% 60.1%
販売費及び一般管理費 306億6百万円 -5.1% 59.5%
営業利益 3億21百万円 -60.5% 0.6%
営業外収益 1億73百万円 +42.4% 0.3%
営業外費用 1億11百万円 -95.8% 0.2%
経常利益 3億83百万円 +128.2% 0.7%
特別利益 1億46百万円 ±0.0% 0.3%
特別損失 1億39百万円 -50.5% 0.3%
税引前当期純利益 3億91百万円 +100.1% 0.8%
法人税等 2億45百万円 +468.8% 0.5%
当期純利益 3億66百万円 +114.3% 0.7%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は0.6%(前期比△0.8ポイント減)と低迷している。ROEは2.4%(前期比△12.1ポイント増)と改善したが、依然として低い水準にある。コスト構造では販売費及び一般管理費の削減が営業利益の改善に寄与した。前期からの主な変動要因は、売上高の減少と販売費及び一般管理費の削減によるものである。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 8億19百万円
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 5億60百万円
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 14億35百万円
  • フリーキャッシュフロー: 2億59百万円

6. 今後の展望

2027年2月期は売上高529億70百万円(同2.9%増)、営業利益1億352百万円(同320.9%増)、経常利益3億20百万円(同320.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億43百万円(同102.5%増)を見込む。2027年2月期からの2年間を「業績の回復・新規事業の創出期間」と位置付けた「新中期経営計画2027-2028」を策定し、筋肉質な経営体質への転換と収益性の高い新たな成長事業の創出を目指す。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 国内事業の売上高が前年同期比97.1%、EC売上が前年同期比93.4%と前年を下回った。海外事業では中国合弁事業を解消し、米国事業は卸売に絞り込む戦略転換を図った。
  • 配当方針: 年間配当金38.00円(前年同期は38.00円)
  • 株主還元施策: 配当性向9.0%(前年同期は7.8%)
  • M&Aや大型投資: JD.com,Inc.と日本における消費財関連企業等へ投資を行う合弁会社「DBCapitalLimited」を2025年12月22付で設立
  • 人員・組織変更: 組織のスリム化、省人化を推進すると共に、ブランド毎に構築されていた事業運営を刷新し、事業部運営を集約型に転換する

【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています。 - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています。 - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています。 - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)。

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