2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ツルハホールディングス (3391)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ツルハホールディングス(以下、当社)は、2026年2月期に連結業績として売上高1兆4,505億85百万円(前期比129.3%増)、営業利益630億37百万円(84.9%増)、経常利益630億86百万円(80.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益426億70百万円(33.6%増)を達成しました。ウエルシアホールディングスとの経営統合により、グループ店舗数は直営店5,676店舗に拡大し、大幅な増収増益を実現しました。調剤併設の推進やプライベートブランドの拡販、販管費の適正なコントロールにより収益性と競争力を向上させました。
2. 業績結果
【数値】 - 売上高: 1兆4,505億85百万円(前期比129.3%増) - 営業利益: 630億37百万円(84.9%増) - 経常利益: 630億86百万円(80.1%増) - 当期純利益: 426億70百万円(33.6%増) - 1株当たり当期純利益: 144.55円 - 配当金: 期末配当23円00銭(年間配当48円00銭予定)
【業績結果に対するコメント】 ウエルシアホールディングスとの経営統合により、グループ店舗数は直営店5,676店舗に拡大し、大幅な増収増益を実現しました。調剤併設の推進やプライベートブランドの拡販、販管費の適正なコントロールにより収益性と競争力を向上させました。特に、調剤分野の需要取り込みや食品分野の取り扱い拡大により、ドラッグストアの提供領域を広げ、市場規模の拡大に貢献しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 6,794,909 | 124.8% | | 現金及び預金 | 202,130 | 118.0% | | 受取手形及び売掛金 | 122,481 | 197.7% | | 商品 | 307,924 | 106.3% | | その他 | 46,294 | 134.3% | | 固定資産 | 9,685,722 | 602.2% | | 有形固定資産 | 313,706 | 127.3% | | 無形固定資産 | 469,657 | 1,561.6% | | 投資その他の資産 | 2,431,136 | 212.9% | | 資産合計 | 16,480,631 | 183.1% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,109,755 | 126.5% | | 支払手形及び買掛金 | 2,361,940 | 133.0% | | 短期借入金 | 364,390 | 3,238.2% | | その他 | 383,425 | 101.3% | | 固定負債 | 4,413,020 | 1,065.4% | | 長期借入金 | 709,390 | 1,338.3% | | その他 | 3,703,630 | 1,065.4% | | 負債合計 | 7,522,775 | 168.8% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 8,957,856 | 191.8% | | 資本金 | 71,000 | 191.8% | | 利益剰余金 | 8,886,856 | 191.8% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 8,957,856 | 191.8% | | 負債純資産合計 | 16,480,631 | 183.1% |
【貸借対照表に対するコメント】 ウエルシアホールディングスとの経営統合により、資産・負債ともに大幅に増加しました。自己資本比率は53.1%と前期比4.9ポイント増加し、財務基盤が強化されました。流動比率は218.6%と高い水準を維持し、短期的な支払能力は十分です。固定資産は有形固定資産の増加に加え、のれんの増加が大きく、M&Aによる成長戦略が進んでいることがわかります。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 14,505,850 | 129.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 9,825,863 | 130.5% | 67.7% |
| 売上総利益 | 4,679,987 | 126.5% | 32.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 4,049,650 | 127.6% | 27.9% |
| 営業利益 | 630,337 | 84.9% | 4.3% |
| 営業外収益 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 営業外費用 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 経常利益 | 630,863 | 80.1% | 4.3% |
| 特別利益 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 630,863 | 80.1% | 4.3% |
| 法人税等 | 204,163 | 76.1% | 1.4% |
| 当期純利益 | 426,700 | 33.6% | 2.9% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は4.3%と前期比0.2ポイント改善し、収益性が向上しました。売上総利益率は32.3%と前期比0.4ポイント改善し、原価管理が進んでいることがわかります。販売費及び一般管理費率は27.9%と前期比0.3ポイント改善し、販管費の適正なコントロールが進んでいます。ROEは4.8%と前期比0.1ポイント改善し、株主資本の収益性が向上しています。
5. キャッシュフロー
【営業活動によるキャッシュフロー】 営業活動の結果獲得した資金は845億82百万円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が663億26百万円となったことと、減価償却費224億16百万円、減損損失107億76百万円等のプラス要因によるものです。
【投資活動によるキャッシュフロー】 投資活動の結果使用した資金は197億87百万円となりました。これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出248億97百万円等によるものです。
【財務活動によるキャッシュフロー】 財務活動の結果使用した資金は390億47百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入900億円があった一方、自己株式の取得による支出784億8百万円、配当金の支払額119億44百万円等によるものです。
6. 今後の展望
次期(2027年2月期)の連結業績予想は、売上高2兆5,550億円、EBITDA1,623億円、営業利益994億円、経常利益981億円、親会社株主に帰属する当期純利益415億円を見込んでいます。経営統合を基盤としたグループ戦略のもと、既存店舗の活性化、調剤併設の推進、プライベートブランド商品の強化およびDXの推進により、生産性向上と収益力の強化に取り組んでまいります。
7. その他の重要事項
【セグメント別業績】 国内ドラッグストア事業の売上高は1兆4,505億85百万円、営業利益630億37百万円を達成しました。北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄の8エリアで展開し、グループ店舗数は直営店5,676店舗に拡大しました。
【配当方針】 経営統合による経営基盤の強化と成長投資を両立させつつ、安定的な配当と累進配当を行うことを基本方針とし、連結配当性向35%以上を目安に、業績等を勘案して株主還元を行ってまいります。次期(2027年2月期)の年間配当は、1株につき48円を予定しています。
【株主還元施策】 株主利益重視の見地から安定した配当を行うことを基本方針とし、さらに配当性向を考慮した利益配分を実施してまいります。
【M&Aや大型投資】 ウエルシアホールディングスとの経営統合により、グループ店舗数は直営店5,676店舗に拡大し、大幅な増収増益を実現しました。今後もM&Aを積極的に活用し、成長戦略を推進してまいります。
【人員・組織変更】 経営統合に伴い、組織体制の整備を進めるとともに、商品政策やマーチャンダイジングの統一に向けた連携を強化し、データ活用の基盤整備、店舗開発機能の連携等を通じて、シナジー創出に向けた取り組みを進めております。