2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ジオコード (7357)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社ジオコード
【決算評価】 決算評価: 悪い
【簡潔な要約】 株式会社ジオコードは、2026年2月期の連結決算で売上高は前期比20.0%増の1,898百万円となったが、営業利益は7,752千円の営業損失、経常利益は19,080千円、親会社株主に帰属する当期純損失は7,600千円と、増収ながら利益面では厳しい結果となった。M&A関連費用の発生やAI活用による業務プロセスの内製化を通じた費用抑制等が影響した。2027年2月期は売上高2,870百万円、営業利益242百万円、経常利益283百万円、親会社株主に帰属する当期純利益107百万円を見込んでいる。
【詳細なレポート】
1. 総評
株式会社ジオコードは、2026年2月期の連結決算で売上高は前期比20.0%増の1,898百万円となったが、営業利益は7,752千円の営業損失、経常利益は19,080千円、親会社株主に帰属する当期純損失は7,600千円と、増収ながら利益面では厳しい結果となった。M&A関連費用の発生やAI活用による業務プロセスの内製化を通じた費用抑制等が影響した。2027年2月期は売上高2,870百万円、営業利益242百万円、経常利益283百万円、親会社株主に帰属する当期純利益107百万円を見込んでいる。
2. 業績結果
- 売上高: 1,898百万円(前期比20.0%増)
- 営業利益: -7,752千円(営業損失)
- 経常利益: 19,080千円
- 当期純利益: -7,600千円(当期純損失)
- 1株当たり当期純利益: -2.72円
- 配当金: 25円
増減の要因として、増収による利益の押し上げに加え、AI活用による業務プロセスの一部内製化を通じた費用抑制等が寄与したものの、Tria株式及びミニマリスティック持分の取得に関連して発生したM&Aアドバイザリー費用等を販売費及び一般管理費に計上したことが影響した。Webマーケティング事業とクラウドセールステック事業を中心に、東京及び大阪を主な拠点として、営業活動と自社のWebマーケティングノウハウの活用を通じた受注強化に取り組んだ。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,701,523 | | | 現金及び預金 | 1,055,230 | | | 受取手形及び売掛金 | 467,544 | | | 棚卸資産 | 12,969 | | | その他 | 167,348 | | | 固定資産 | 1,110,191 | | | 有形固定資産 | 34,801 | | | 無形固定資産 | 468,191 | | | 投資その他の資産 | 607,197 | | | 資産合計 | 2,811,714 | |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 1,219,794 | | | 支払手形及び買掛金 | 288,501 | | | 短期借入金 | 97,549 | | | その他 | 833,744 | | | 固定負債 | 373,413 | | | 長期借入金 | 367,504 | | | その他 | 5,909 | | | 負債合計 | 1,593,208 | |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,076,154 | | | 資本金 | 364,618 | | | 利益剰余金 | 403,421 | | | その他の包括利益累計額 | 2,335 | | | 純資産合計 | 1,078,489 | | | 負債純資産合計 | 2,811,714 | |
自己資本比率は38.4%、流動比率は139.5%、当座比率は109.1%と、安全性指標は比較的健全な水準にある。資産・負債構成の特徴として、流動資産の約62%を現金及び預金が占めており、流動負債の約23%を買掛金が占めている。前期からの主な変動点として、連結子会社の取得に伴うのれん458,109千円の計上や、投資有価証券386,271千円の増加が挙げられる。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,898 | 100.0% | |
| 売上原価 | 916 | ||
| 売上総利益 | 976 | ||
| 販売費及び一般管理費 | 984 | ||
| 営業利益 | -8 | ||
| 営業外収益 | 26 | ||
| 営業外費用 | 7 | ||
| 経常利益 | 19 | ||
| 特別利益 | - | ||
| 特別損失 | - | ||
| 税引前当期純利益 | 19 | ||
| 法人税等 | 27 | ||
| 当期純利益 | -8 |
各利益段階での収益性分析として、売上高営業利益率は-0.4%、ROEは-0.7%、総資産経常利益率は0.7%と、収益性は低い水準にある。コスト構造の特徴として、販売費及び一般管理費が売上高の51.8%を占めており、コスト管理が課題となっている。前期からの主な変動要因として、増収による利益の押し上げに加え、AI活用による業務プロセスの一部内製化を通じた費用抑制等が寄与したものの、M&A関連費用の発生が影響した。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 27百万円
- 投資活動によるキャッシュフロー: -333百万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: 411百万円
- フリーキャッシュフロー: -306百万円
6. 今後の展望
2027年2月期は売上高2,870百万円、営業利益242百万円、経常利益283百万円、親会社株主に帰属する当期純利益107百万円を見込んでいる。インターネット広告及びクラウド営業支援ツール「ネクスト SFA/CRM」の売上拡大に注力するとともに、AI最適化・SEO・Web開発領域においても、自社メディアの活用に加え、AI検索環境への対応(AIO/LLMO)やセキュリティ関連サービスの拡充等を進め、サービスの高度化及び差別化を推進していく。クラウドセールステック領域においては、生成AIを活用した機能拡充により、営業活動の効率化及び高度化を支援し、顧客企業のDX推進への貢献を強化していく。さらに、M&Aを通じた非連続な成長戦略についても、継続して推進していく。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: Webマーケティング事業(売上高1,630百万円、セグメント利益436百万円)、クラウドセールステック事業(売上高263百万円、セグメント利益24百万円)
- 配当方針: 年間配当金25円(1株当たり)
- 株主還元施策: 配当性向6.5%
- M&Aや大型投資: 株式会社Tria及び合同会社ミニマリスティックを子会社化
- 人員・組織変更: 記載なし