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更新: 2026-04-14 15:30:00
決算 2026-04-14T15:30

2026年2月期 通期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ALiNKインターネット (7077)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ALiNKインターネットは、2026年2月期決算で売上高1,015億円(前期比14.4%増)を達成しましたが、営業損失94億円、経常損失63億円、当期純損失272億円と大幅な赤字に転落しました。構造改革の投資とのれん償却が利益を圧迫し、前期の黒字から一転して大幅な赤字となりました。2027年2月期は黒字転換を見込んでいますが、構造改革の成否が焦点となります。

2. 業績結果

  • 売上高: 1,015,965百万円(前期比14.4%増)
  • 営業利益: △94,618百万円(前期は43,396百万円の黒字)
  • 経常利益: △63,079百万円(前期は62,226百万円の黒字)
  • 当期純利益: △272,456百万円(前期は57,254百万円の黒字)
  • EPS: △150.79円(前期は31.73円)
  • 配当: 無配(前期も無配)

業績結果に対するコメント: 売上高は14.4%増と順調に拡大しましたが、営業利益は前期の43億円の黒字から94億円の赤字に転落しました。主な要因は以下の通りです:

  1. tenki.jp事業におけるPV数の減少(前期比88.5%の53億PV)と投資拡大
  2. IPプロデュース事業におけるのれん償却33億円
  3. 減損損失186億円の計上

tenki.jp事業は主要検索エンジンからの流入数の減少とAI検索の台頭によりPV数が減少し、広告収入が伸び悩みました。一方で、新たな収益モデル構築に向けた人件費や開発費の投資を継続し、セグメント利益は前期比36.6%減の180億円となりました。

IPプロデュース事業は温泉むすめのグッズ販売やイベントが順調に推移しましたが、ぽか活アプリの開発費用とのれん償却が重荷となり、セグメント損失は前期比1.6倍の116億円に拡大しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,742,171 | +15.7% | | 現金及び預金 | 455,389 | -38.8% | | 受取手形及び売掛金 | 186,927 | +27.3% | | 棚卸資産 | 6,369 | +133.6% | | その他 | 69,835 | +205.9% | | 固定資産 | 98,314 | -70.1% | | 有形固定資産 | 25,852 | -16.9% | | 無形固定資産 | 0 | -100.0% | | 投資その他の資産 | 72,461 | -9.7% | | 資産合計 | 1,840,485 | +0.3% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 435,529 | +176.3% | | 支払手形及び買掛金 | 43,208 | +63.8% | | 短期借入金 | 300,000 | +∞ | | その他 | 92,321 | +41.0% | | 固定負債 | 16,266 | +1.8% | | 長期借入金 | 0 | 0.0% | | その他 | 16,266 | +1.8% | | 負債合計 | 451,796 | +159.9% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,388,555 | -16.4% | | 資本金 | 138,087 | 0.0% | | 利益剰余金 | 1,403,198 | -16.4% | | その他の包括利益累計額 | 134 | +∞ | | 純資産合計 | 1,388,689 | -16.4% | | 負債純資産合計 | 1,840,485 | +0.3% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は前期の90.5%から75.4%に低下し、安全性指標が悪化しました。流動比率は前期の95.5%から400.0%に改善しましたが、これは短期借入金300億円の増加によるものです。資産構成では、のれんが217億円から0円に減少し、短期貸付金が590億円から1,021億円に増加しました。負債構成では、短期借入金が前期ゼロから300億円に急増し、財務リスクが高まりました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1,015,965 +14.4% 100.0%
売上原価 588,247 +37.9% 57.9%
売上総利益 427,717 -7.4% 42.1%
販売費及び一般管理費 522,335 +24.7% 51.4%
営業利益 △94,618 -∞ -9.3%
営業外収益 44,421 +51.2% 4.4%
営業外費用 12,882 +22.8% 1.3%
経常利益 △63,079 -∞ -6.2%
特別利益 0 -100.0% 0.0%
特別損失 186,345 +∞ 18.4%
税引前当期純利益 △249,424 -∞ -24.5%
法人税等 23,031 +41.0% 2.3%
当期純利益 △272,456 -∞ -26.8%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は前期の4.9%から-9.3%に悪化し、ROEは前期の3.6%から-17.9%に低下しました。コスト構造では、売上原価率が42.1%から57.9%に上昇し、販管費率が46.5%から51.4%に上昇しました。前期からの主な変動要因は、のれん償却と減損損失の計上による特別損失186億円です。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: △157,955百万円(前期は255,281百万円の収入)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: △431,084百万円(前期は350,467百万円の支出)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 300,000百万円(前期は発生なし)
  • フリーキャッシュフロー: △589,039百万円

6. 今後の展望

2027年2月期の連結業績予想は以下の通りです: - 売上高: 960億円(前期比5.4%減) - 営業利益: 52億円(前期は94億円の赤字) - 経常利益: 64億円(前期は63億円の赤字) - 当期純利益: 45億円(前期は272億円の赤字)

tenki.jp事業では「tenki.jpメンバーシップ」の継続的な取り組みと新機能・新サービスの投入により、会員数の拡大とARPUの向上を図ります。IPプロデュース事業では「ファン基盤強化モデル」への戦略転換を進め、太陽光コンサルティング事業では保有規模の拡大と新たな収益機会の創出を目指します。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:tenki.jp事業(売上高554億円、セグメント利益180億円)、IPプロデュース事業(売上高286億円、セグメント損失116億円)、太陽光コンサルティング事業(売上高133億円、セグメント利益129億円)、その他の事業(売上高42億円、セグメント損失32億円)
  • 配当方針:無配(前期も無配)
  • 株主還元施策:無配
  • M&Aや大型投資:IPプロデュース事業におけるのれん計上
  • 人員・組織変更:記載なし

【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)

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