決算短信
2025-08-07T15:30
2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
PHCホールディングス株式会社 (6523)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
### 1. 総評
PHCホールディングス株式会社の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、IFRS連結)決算は、売上収益が前年同期比1.6%減の83,856百万円と微減となった一方、営業利益が89.6%増の3,843百万円と大幅増益を達成した。糖尿病マネジメント事業の先進国好調と利益率改善が主な寄与要因で、調整後EBITDAも14.6%増の10,911百万円と回復基調を示した。ただし、為替差損や利息費用により税引前四半期損失1,990百万円(前年同期比改善)、親会社帰属四半期損失2,341百万円を計上。資産合計は519,781百万円と前期末比減少したが、営業CFはプラスを維持。全体として営業レベルの収益性向上は好印象だが、非営業損失が課題。
### 2. 業績結果
| 項目 | 当期(百万円) | 前年同期比(%) |
|------|---------------|-----------------|
| 売上高(売上収益) | 83,856 | △1.6 |
| 営業利益 | 3,843 | 89.6 |
| 経常利益 | 記載なし | - |
| 当期純利益(親会社所有者に帰属する四半期利益) | △2,341 | 改善(前年△3,173) |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | △18.55 | 改善(前年△25.17) |
| 配当金 | -(第1四半期末) | - |
**業績結果に対するコメント**:
- 売上減は円高(米ドル144.46円、ユーロ163.86円)と診断・ライフサイエンスの市況停滞が主因だが、為替影響除くと糖尿病マネジメントが増収。
- 営業利益増は糖尿病マネジメント(3,953百万円、136.7%増)が牽引。ヘルスケアソリューション(860百万円、△31.3%)はCRO減収、診断・ライフサイエンス(708百万円、△46.4%)は減収・本社機能移管影響(△316百万円)で減益。
- 特筆: 持分法投資損益△8百万円(前年△74)。本社機能見直しでセグメント内訳変更(通期営業利益影響なし)。
### 3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】
詳細内訳は記載なし。主な変動点のみ記載。
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|------|---------------|--------|
| 流動資産 | 記載なし | - |
| 現金及び預金(現金及び現金同等物) | 34,833(期末) | △4,759 |
| 受取手形及び売掛金(営業債権) | 記載なし | △7,456 |
| 棚卸資産 | 記載なし | +4,122 |
| その他(その他の金融資産等) | 記載なし | △2,957 |
| 固定資産 | 記載なし | - |
| 有形固定資産 | 記載なし | - |
| 無形固定資産 | 記載なし | - |
| 投資その他の資産 | 記載なし | - |
| **資産合計** | 519,781 | △12,701(前年532,482) |
【負債の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|------|---------------|--------|
| 流動負債 | 記載なし | - |
| 支払手形及び買掛金(営業債務等) | 記載なし | △3,209 |
| 短期借入金 | 記載なし | - |
| その他 | 記載なし | - |
| 固定負債 | 記載なし | - |
| 長期借入金 | 記載なし | △3,859(純額) |
| その他 | 記載なし | - |
| **負債合計** | 382,486 | △8,824 |
【純資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|------|---------------|--------|
| 株主資本 | 記載なし | - |
| 資本金 | 記載なし | - |
| 利益剰余金 | 記載なし | △4,764 |
| その他の包括利益累計額 | 記載なし | +960 |
| **純資産合計** | 137,295 | △3,876 |
| **負債純資産合計** | 519,781 | △12,701 |
**貸借対照表に対するコメント**:
- 自己資本比率(親会社所有者帰属持分比率)26.5%(前年26.6%)と安定も微減。四半期損失と配当支払いが利益剰余金を圧迫。
- 流動比率・当座比率の詳細記載なしだが、現金減少と営業債権減で流動性はやや低下傾向。
- 資産構成の特徴: 棚卸資産増(在庫積み増し?)、金融資産減。負債は借入金・営業債務減で改善。
- 主な変動: 営業債権減と借入返済が資産・負債減少の主因。円高影響含む。
### 4. 損益計算書
詳細内訳は記載なし。主要項目のみ記載。
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|------|---------------|--------|-----------|
| 売上高(営業収益) | 83,856 | △1.6% | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | - | - |
| **売上総利益** | 記載なし | - | - |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | - | - |
| **営業利益** | 3,843 | 89.6% | 4.6% |
| 営業外収益 | 記載なし | - | - |
| 営業外費用(為替差損4,377、利息費用1,372) | 記載なし | - | - |
| **経常利益** | 記載なし | - | - |
| 特別利益 | 記載なし | - | - |
| 特別損失 | 記載なし | - | - |
| 税引前当期純利益 | △1,990 | 改善 | - |
| 法人税等 | 記載なし | - | - |
| **当期純利益**(親会社帰属) | △2,341 | 改善 | - |
**損益計算書に対するコメント**:
- 営業利益率4.6%(前年2.4%推定)と大幅改善。糖尿病マネジメントの利益率向上(単価上昇・減価償却減)が寄与。
- ROE詳細記載なし。調整後EBITDAマージン約13.0%(10,911/83,856)と収益性向上。
- コスト構造: 非営業費用(為替・利息)が税引前損失要因。セグメント別で販管費削減進む。
- 主な変動要因: 円高減収影響も営業増益。減価償却費全体6,661百万円(△8.9%)。
### 5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー: +5,383百万円(前年比+173百万円増)
- 投資活動によるキャッシュフロー: △2,065百万円(有形・無形資産取得2,241百万円主因、前年比支出減)
- 財務活動によるキャッシュフロー: 使用(詳細記載途中、借入返済・配当支払い含む)
- フリーキャッシュフロー: +3,318百万円(営業+投資)
現金及び現金同等物期末残高: 34,833百万円(△4,759百万円)。
### 6. 今後の展望
- 会社公表業績予想(通期、修正なし): 売上収益363,100百万円(+0.4%)、営業利益17,400百万円(△22.9%)、税引前利益12,200百万円(△35.2%)、親会社帰属当期利益7,400百万円(△29.4%)、EPS58.64円。
- 中期経営計画・戦略: 記載なし(セグメント成長施策継続、デジタルパソロジー等)。
- リスク要因: 為替変動(円高継続)、市況停滞(米国予算削減、中国需要鈍化)、CRO大型案件依存。
- 成長機会: 糖尿病CGM(Eversense 365)、デジタルパソロジー、遺伝子検査、電子カルテ好調。
### 7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 糖尿病マネジメント(売上23,137百万円△0.4%、営業利益3,953百万円+136.7%)、ヘルスケアソリューション(30,474百万円+0.7%、860百万円△31.3%)、診断・ライフサイエンス(28,820百万円△7.1%、708百万円△46.4%)。
- 配当方針: 年間42.00円(第2四半期末21.00円、第3四半期末-、期末21.00円、修正なし)。
- 株主還元施策: 配当維持。
- M&Aや大型投資: 一時的M&A関連収益・費用36百万円計上。
- 人員・組織変更: 本社機能一部事業移管(営業利益影響△417百万円、セグメント内訳変更)。連結範囲変更なし。