2026年8月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ヴィッツ (4440)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社ヴィッツ
【決算評価】 決算評価: 良い
【簡潔な要約】 株式会社ヴィッツは、2026年8月期第2四半期(中間期)決算において、売上高2,618百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益340百万円(同11.1%増)、経常利益357百万円(同10.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益250百万円(同10.9%増)と、増収増益を達成しました。ソフトウェア事業が好調で、自動車向けの組み込みソフトウェアやシミュレータ・仮想空間技術、セキュリティ及びセーフティの売上が伸長しました。一方、センシング事業は大型案件の納品時期の変更等により減収となりましたが、全体として業績は堅調に推移しています。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社ヴィッツは、2026年8月期第2四半期(中間期)決算において、売上高2,618百万円(前年同期比12.0%増)、営業利益340百万円(同11.1%増)、経常利益357百万円(同10.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益250百万円(同10.9%増)と、増収増益を達成しました。ソフトウェア事業が好調で、自動車向けの組み込みソフトウェアやシミュレータ・仮想空間技術、セキュリティ及びセーフティの売上が伸長しました。一方、センシング事業は大型案件の納品時期の変更等により減収となりましたが、全体として業績は堅調に推移しています。
2. 業績結果
- 売上高: 2,618百万円(前年同期比12.0%増)
- 営業利益: 340百万円(同11.1%増)
- 経常利益: 357百万円(同10.3%増)
- 当期純利益: 250百万円(同10.9%増)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 62.63円
- 配当金: 0円(第2四半期末)
業績結果に対するコメント: 増収の要因は、ソフトウェア事業における自動車向けの組み込みソフトウェアの売上が堅調に推移したことに加え、シミュレータ・仮想空間技術、セキュリティ及びセーフティの売上が好調に推移したためです。営業利益は、給与水準の引き上げや事業の拡大・推進・強化等を目的とした人員の増強による人件費の上昇や外注費の増加に加え、本社における増床関連コストの発生等により売上原価及び販管費が増加したものの、売上高の増収、受注価額の見直しや高利益率案件の増加等による売上総利益率の上昇が牽引し、販管費増を上回る売上総利益の増加となった結果、前年同期比増益となりました。経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益においては、保険解約返戻金が減少したものの、営業利益及びGo-Tech事業(成長型中小企業等研究開発支援事業)に係る補助金収入が増加した結果、前年同期比増益となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,142,903 | +11.7% | | 現金及び預金 | 2,038,431 | -5.1% | | 受取手形及び売掛金 | 344,527 | +9.1% | | 棚卸資品 | 213,121 | +4.1% | | その他 | 168,222 | | | 固定資産 | 1,231,553 | -2.2% | | 有形固定資産 | 139,806 | +56.7% | | 無形固定資産 | 372,658 | | | 投資その他の資産 | 719,088 | | | 資産合計 | 4,374,457 | +7.4% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 1,004,451 | +10.4% | | 支払手形及び買掛金 | 100,312 | +48.4% | | 短期借入金 | | | | その他 | 904,139 | | | 固定負債 | 330,793 | +1.9% | | 長期借入金 | | | | その他 | 330,793 | | | 負債合計 | 1,335,244 | +8.2% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,029,601 | +7.2% | | 資本金 | 612,524 | | | 利益剰余金 | 2,010,022 | +10.4% | | その他の包括利益累計額 | -2,262 | | | 純資産合計 | 3,039,213 | +7.1% | | 負債純資産合計 | 4,374,457 | +7.4% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は69.2%と高い水準を維持しています。流動比率や当座比率などの安全性指標も良好です。資産・負債構成の特徴としては、現金及び預金が2,038百万円と潤沢に保有されており、流動性が高い状態です。前期からの主な変動点としては、有形固定資産が56.7%増加しており、設備投資が活発に行われていることが伺えます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 2,618,706 | +12.0% | 100.0% |
| 売上原価 | 1,577,393 | +7.3% | 60.3% |
| 売上総利益 | 1,041,313 | +19.9% | 39.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 701,298 | +24.9% | 26.8% |
| 営業利益 | 340,015 | +11.1% | 13.0% |
| 営業外収益 | 18,064 | +1.0% | 0.7% |
| 営業外費用 | 915 | +243.0% | 0.0% |
| 経常利益 | 357,164 | +10.3% | 13.6% |
| 特別利益 | |||
| 特別損失 | 171 | ||
| 税引前当期純利益 | 356,992 | +10.4% | 13.6% |
| 法人税等 | 107,501 | +5.0% | 4.1% |
| 当期純利益 | 249,491 | +12.0% | 9.5% |
損益計算書に対するコメント: 各利益段階での収益性分析では、売上高営業利益率は13.0%、ROEは8.2%と良好な水準を維持しています。コスト構造の特徴としては、販売費及び一般管理費が売上高の26.8%を占めており、人件費や外注費の増加が利益を圧迫していることが伺えます。前期からの主な変動要因としては、売上原価が7.3%増加した一方で、売上総利益が19.9%増加しており、売上総利益率が改善していることが分かります。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー: 237,548百万円
- 投資活動によるキャッシュフロー: 11,086百万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: -59,698百万円
- フリーキャッシュフロー: 226,462百万円
6. 今後の展望
- 会社が公表している業績予想: 2026年8月期の連結業績予想は、売上高5,600百万円(前期比15.3%増)、営業利益580百万円(同2.4%増)、経常利益596百万円(同1.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益435百万円(同2.5%増)と、増収増益を見込んでいます。
- 中期経営計画や戦略: 記載なし
- リスク要因: 米国の通商政策や物価上昇の継続が、我が国の景気を下押しするリスクとなっており、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要があります。
- 成長機会: ソフトウェア事業における自動車向けの組み込みソフトウェアやシミュレータ・仮想空間技術、セキュリティ及びセーフティの需要が高まっており、これらの分野での成長が期待されます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: ソフトウェア事業の売上高は2,347百万円(前年同期比20.8%増)、セグメント利益は345百万円(同24.9%増)と好調でした。一方、センシング事業は売上高244百万円(同38.0%減)、セグメント損失は24百万円(前年同期は16百万円のセグメント利益)と苦戦しました。
- 配当方針: 2026年8月期の年間配当金は18円(前期比3円増配)を予定しています。
- 株主還元施策: 記載なし
- M&Aや大型投資: 記載なし
- 人員・組織変更: 記載なし