2026年8月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス (4433)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス(以下、当社)は、2026年8月期第2四半期(中間期)決算を発表しました。売上高は前年同期比0.6%増の31,102百万円と微増にとどまりましたが、営業利益は729百万円(前年同期比42.9%減)、経常利益は675百万円(前年同期比47.2%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は180百万円(前年同期比68.0%減)と大幅な減益となりました。特に純利益の減少幅が大きく、厳しい経営環境が続いていることが伺えます。
2. 業績結果
- 売上高: 31,102百万円(前年同期比0.6%増)
- 営業利益: 729百万円(前年同期比42.9%減)
- 経常利益: 675百万円(前年同期比47.2%減)
- 当期純利益: 180百万円(前年同期比68.0%減)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 10.13円(前年同期は31.68円)
- 配当金: 第2四半期末配当18.00円(前年同期は18.00円)
業績結果に対するコメント: 当社グループは「マーケティングの未来創造企業グループ」をテーマに、「ヒューマン営業支援」と「デジタル営業支援」を有機的に融合した「オムニチャネル営業支援企業」としての更なる事業リソースの充実に向けた取り組みを継続しています。しかし、当中間連結会計期間においては、中期経営計画における重点領域である「ホールセール」において、ⅠPライセンスを活用した新規事業及び当第1四半期連結会計期間より連結した株式会社津森千里デザインスタジオが業績に寄与しました。また、「スポーツ・エンタメ」において、大阪・関西万博の運営が好調に推移しました。
しかしながら、「販売系営業支援」においてストア分野等の受注が伸び悩んだほか、「デジタル営業支援」においては前第1四半期連結累計期間に案件終了したECサイトの影響による減収がありました。また、「エアポート」においては株式会社FMG及び株式会社fmgの決算期変更による減収及び受注拡大が見込める空港グランドハンドリング業務の受注体制強化のためのランプ機材(GSE)や人材確保等によるコスト増加が発生したほか、日中関係の悪化に起因した国際便の減便が発生しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 26,454 | +1.5% | | 現金及び預金 | 12,191 | +0.5% | | 受取手形、売掛金及び契約資産 | 11,322 | +4.2% | | 商品 | 933 | +89.8% | | 仕掛品 | 87 | +22.9% | | その他 | 1,928 | -19.1% | | 固定資産 | 15,287 | +0.3% | | 有形固定資産 | 5,228 | +10.9% | | 無形固定資産 | 6,984 | -1.7% | | 投資その他の資産 | 3,074 | -0.3% | | 資産合計 | 41,742 | +2.3% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 14,452 | +4.1% | | 買掛金 | 4,387 | -3.4% | | 短期借入金 | 2,350 | +2,250.0% | | 1年内返済予定の長期借入金 | 1,372 | +5.9% | | リース債務 | 37 | +192.1% | | 未払金 | 3,372 | -16.8% | | 未払法人税等 | 384 | -38.1% | | 賞与引当金 | 193 | -13.6% | | その他 | 2,354 | -21.7% | | 固定負債 | 8,525 | +0.2% | | 長期借入金 | 7,013 | +3.8% | | リース債務 | 157 | +328.6% | | 繰延税金負債 | 56 | +920.0% | | 役員退職慰労引当金 | 468 | +7.6% | | 株式給付引当金 | 102 | +4.1% | | 退職給付に係る負債 | 525 | +2.3% | | 資産除去債務 | 149 | +10.6% | | その他 | 52 | +2.0% | | 負債合計 | 22,977 | +4.9% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 17,148 | -2.6% | | 資本金 | 450 | ±0.0% | | 資本剰余金 | 91 | ±0.0% | | 利益剰余金 | 16,707 | -1.2% | | 自己株式 | -100 | ±0.0% | | 株主資本合計 | 17,148 | -2.6% | | その他の包括利益累計額 | 48 | -83.8% | | その他有価証券評価差額金 | -2 | -100.0% | | 為替換算調整勘定 | 50 | +78.6% | | その他の包括利益累計額合計 | 48 | -83.8% | | 非支配株主持分 | 1,567 | +2.2% | | 純資産合計 | 18,764 | -0.8% | | 負債純資産合計 | 41,742 | +2.3% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は41.2%(前期比-1.4ポイント)とやや低下しました。流動比率は183.2%、当座比率は101.4%と安全性指標はやや低下しています。資産面では有形固定資産の取得等により前連結会計年度末に比較して919百万円増加しています。負債面では短期借入金の増加等により前連結会計年度末に比較して1,062百万円増加しています。純資産は剰余金の配当等により前連結会計年度末に比較して142百万円減少しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 31,102 | +0.6% | 100.0% |
| 売上原価 | 24,863 | +1.0% | 79.9% |
| 売上総利益 | 6,239 | -0.1% | 20.1% |
| 販売費及び一般管理費 | 5,509 | +9.5% | 17.7% |
| 営業利益 | 729 | -42.9% | 2.3% |
| 営業外収益 | 33 | -74.2% | 0.1% |
| 営業外費用 | 87 | +22.5% | 0.3% |
| 経常利益 | 675 | -47.2% | 2.2% |
| 特別利益 | - | - | - |
| 特別損失 | 7 | -61.1% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 668 | -50.5% | 2.1% |
| 法人税等 | 392 | +474.1% | 1.3% |
| 当期純利益 | 180 | -68.0% | 0.6% |
損益計算書に対するコメント: 各利益段階での収益性は大幅に悪化しています。売上高営業利益率は2.3%(前年同期は4.1%)と大きく低下しています。ROEは1.0%(前年同期は3.1%)と大幅に低下しています。販売費及び一般管理費が前年同期比9.5%増加しており、コスト構造の悪化が利益の減少に大きく影響しています。前期からの主な変動要因としては、ストア分野等の受注が伸び悩んだこと、ECサイトの影響による減収、決算期変更による減収、受注体制強化のためのコスト増加、国際便の減便等が挙げられます。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: -1,240百万円(前年同期比-2,109百万円)
- 投資活動によるキャッシュフロー: -1,311百万円(前年同期比+660百万円)
- 財務活動によるキャッシュフロー: +2,328百万円(前年同期比+3,414百万円)
- フリーキャッシュフロー: -3,583百万円
6. 今後の展望
2026年8月期の通期連結業績予想につきましては、2025年10月14日公表の「2025年8月期決算短信〔日本基準〕(連結)」の数値より変更はありません。売上高66,280百万円(前期比4.2%増)、営業利益2,800百万円(前期比12.2%増)、経常利益2,810百万円(前期比12.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,295百万円(前期比51.7%増)を見込んでいます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: アウトソーシング事業、人材派遣事業、EC・TC支援事業、ホールセール事業、その他事業
- 配当方針: 年間配当金37.50円(第2四半期末配当19.50円を含む)
- 株主還元施策: 配当性向30%を目安に安定的な配当を実施
- M&Aや大型投資: 株式会社スクワッド、株式会社伊賀市にぎわいパートナーズ、株式会社津森千里デザインスタジオ及び株式会社ティー・シィーを連結の範囲に含めた
- 人員・組織変更: 記載なし
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています - 表形式はmarkdown形式で見やすく整形しています - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)