2026年5月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社テンダ (4198)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社テンダ
【決算評価】 決算評価: 悪い
【簡潔な要約】 株式会社テンダは2026年5月期第3四半期決算において、売上高3,828百万円(前年同期比7.9%減)、営業利益127百万円(前年同期比65.4%減)、経常利益148百万円(前年同期比60.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益18百万円(前年同期比92.1%減)となりました。前年の大型案件終了の影響により一時的な業績低下が発生しましたが、収益構造の再設計、顧客ポートフォリオの分散化、ビジネスモデルの高度化を進め、構造転換を実行しています。第3四半期においては、売上高および各段階利益が前四半期比で明確に回復基調に転じており、単なる業績回復ではなく「収益構造の質的転換を伴う再成長軌道」への回復途上にあります。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社テンダ(東証コード: 4198)の2026年5月期第3四半期決算は、売上高3,828百万円、営業利益127百万円、経常利益148百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益18百万円となりました。前年同期比で売上高は7.9%減、営業利益は65.4%減、経常利益は60.9%減、四半期純利益は92.1%減と大幅な減益となりました。これは前年の大型案件終了の影響による一過性の要因であり、構造的競争力の低下によるものではありません。当社は現在、事業構造転換および人的資本投資の加速に伴う戦略的コストの先行計上により、短期利益最大化から中長期的キャッシュフロー創出能力の最大化へと経営軸を明確に転換しています。
2. 業績結果
【数値比較】 | 項目 | 2026年5月期第3四半期 | 2025年5月期第3四半期 | 前年同期比 | |------|---------------------|---------------------|-----------| | 売上高 | 3,828百万円 | 4,157百万円 | △7.9% | | 営業利益 | 127百万円 | 367百万円 | △65.4% | | 経常利益 | 148百万円 | 380百万円 | △60.9% | | 四半期純利益 | 18百万円 | 234百万円 | △92.1% | | EPS(親会社株主帰属) | 2.78円 | 35.47円 | △92.1% |
【業績結果に対するコメント】 第3四半期連結累計期間(2025年6月1日~2026年2月28日)における経営環境は、地政学・地経学・テクノロジーの三層構造が相互に影響を及ぼしながら、企業経営の前提条件そのものを変化させる構造転換局面にあります。当社グループが属するDX・IT・データ・コンテンツサービス市場は、DX投資の恒常化、AI活用の本格化、データドリブン経営への不可逆的移行という3つの構造的潮流により、中長期的に底堅い成長トレンドに位置付けられています。
当社は前年大型案件の終了により、第2四半期において業績の一時的な低下が発生しましたが、これを外部環境要因として処理するのではなく、「特定顧客・特定案件への依存」という当社事業構造に内在していたリスクの顕在化として捉え、構造転換を実行する戦略的機会と位置付けました。この結果、当第3四半期においては、売上高および各段階利益は前四半期比で明確に回復基調へと転じており、当社は単なる業績回復ではなく、「収益構造の質的転換を伴う再成長軌道」への回復途上にあります。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 2026年5月期第3四半期 | 前期比 | |------|---------------------|--------| | 流動資産 | 2,413百万円 | △104百万円 | | 現金及び預金 | 1,493百万円 | △135百万円 | | 受取手形、売掛金及び契約資産 | 740百万円 | △41百万円 | | 商品 | 3百万円 | △1百万円 | | 仕掛品 | 29百万円 | △25百万円 | | 貯蔵品 | 0百万円 | △0百万円 | | 前払費用 | 137百万円 | △59百万円 | | その他 | 16百万円 | △4百万円 | | 貸倒引当金 | 4百万円 | △0百万円 | | 固定資産 | 1,089百万円 | △269百万円 | | 有形固定資産 | 20百万円 | △2百万円 | | 無形固定資産 | 917百万円 | △154百万円 | | 投資その他の資産 | 152百万円 | △113百万円 | | 資産合計 | 3,502百万円 | △374百万円 |
【負債の部】 | 科目 | 2026年5月期第3四半期 | 前期比 | |------|---------------------|--------| | 流動負債 | 675百万円 | △219百万円 | | 買掛金 | 157百万円 | △6百万円 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 46百万円 | △1百万円 | | 未払法人税等 | 22百万円 | △31百万円 | | 前受収益 | 214百万円 | △149百万円 | | 賞与引当金 | 11百万円 | △3百万円 | | その他 | 224百万円 | △41百万円 | | 固定負債 | 152百万円 | △35百万円 | | 長期借入金 | 62百万円 | △33百万円 | | 繰延税金負債 | 28百万円 | △2百万円 | | 役員退職慰労引当金 | 17百万円 | △1百万円 | | 退職給付に係る負債 | 17百万円 | △1百万円 | | その他 | 28百万円 | △0百万円 | | 負債合計 | 828百万円 | △254百万円 |
【純資産の部】 | 科目 | 2026年5月期第3四半期 | 前期比 | |------|---------------------|--------| | 株主資本 | 2,554百万円 | △160百万円 | | 資本金 | 326百万円 | △0百万円 | | 資本剰余金 | 793百万円 | △0百万円 | | 利益剰余金 | 1,435百万円 | △161百万円 | | 自己株式 | 0百万円 | △0百万円 | | その他の包括利益累計額 | 25百万円 | △7百万円 | | 為替換算調整勘定 | 25百万円 | △7百万円 | | 純資産合計 | 2,675百万円 | △119百万円 | | 負債純資産合計 | 3,502百万円 | △374百万円 |
【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は73.6%と前期の70.5%から上昇し、財務基盤は安定しています。流動比率は約357%、当座比率は約298%と高い水準を維持しており、短期的な支払能力に問題はありません。資産構成を見ると、流動資産が全体の約69%を占め、現金預金が約43%を占めており、資金繰りは潤沢です。負債面では、流動負債が全体の約82%を占め、前受収益が約26%を占めています。純資産は前期比で減少していますが、これは親会社株主に帰属する四半期純利益の計上と剰余金の配当によるものです。
4. 損益計算書
| 科目 | 2026年5月期第3四半期 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,829百万円 | △7.9% | 100.0% |
| 売上原価 | 2,425百万円 | △5.2% | 63.4% |
| 売上総利益 | 1,404百万円 | △12.0% | 36.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,277百万円 | △3.9% | 33.3% |
| 営業利益 | 127百万円 | △65.4% | 3.3% |
| 営業外収益 | 55百万円 | △74.2% | 1.4% |
| 営業外費用 | 34百万円 | 102.4% | 0.9% |
| 経常利益 | 149百万円 | △60.8% | 3.9% |
| 特別利益 | 0百万円 | 100.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0百万円 | 100.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 149百万円 | △60.8% | 3.9% |
| 法人税等 | 103百万円 | 0.5% | 2.7% |
| 当期純利益 | 18百万円 | △92.1% | 0.5% |
【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は3.3%と前期の8.8%から大幅に低下しています。これは前年の大型案件終了の影響による一過性の要因であり、構造的競争力の低下によるものではありません。販売費及び一般管理費は前期比で3.9%増加しており、これは事業構造転換および人的資本投資の加速に伴う戦略的コストの先行計上によるものです。営業外収益は受取利息、為替差益、助成金収入、保険解約返戻金などから構成されており、前期比で74.2%減少しています。営業外費用は支払利息、為替差損、貸倒損失、事業構造改革費用、事業撤退損などから構成されており、前期比で102.4%増加しています。
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
2026年5月期通期の連結業績予想に変更はありません。売上高5,100百万円(前期比8.5%減)、営業利益130百万円(前期比69.6%減)、経常利益150百万円(前期比66.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益30百万円(前期比88.4%減)を見込んでいます。当社は現在、「短期利益最大化」から「中長期的キャッシュフロー創出能力の最大化」へと経営軸を明確に転換しており、再現性と拡張性を備えた成長基盤の構築を完了しつつあります。
7. その他の重要事項
【セグメント別業績】 - DXソリューション事業: 売上高2,264百万円(前年同四半期比16.9%減)、セグメント利益442百万円(前年同四半期比35.6%減) - Techwiseコンサルティング事業: 売上高762百万円(前年同四半期比12.2%増)、セグメント利益188百万円(前年同四半期比1.4%増) - ゲームコンテンツ事業: 売上高803百万円(前年同四半期比8.5%増)、セグメント損失5百万円(前年同四半期はセグメント利益44百万円)
【配当方針】 2026年5月期の年間配当金予想は22.00円(前期実績27.00円)です。
【株主還元施策】 記載なし
【M&Aや大型投資】 記載なし
【人員・組織変更】 記載なし
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています - 表形式は markdown形式で見やすく整形しています - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)