2026年2月期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社TSIホールディングス (3608)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社TSIホールディングス
【決算評価】 決算評価: 良い
【簡潔な要約】 株式会社TSIホールディングスは、2026年2月期の連結業績を発表しました。売上高は前期比6.7%増の1,670億85百万円、営業利益は164.4%増の43億25百万円、経常利益は162.0%増の54億40百万円となりました。アヴィレックスやショットを中心としたメンズブランドが好調で、買収したデイトナ・インターナショナルの売上も寄与しました。ただし、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比75.1%減の37億93百万円となりました。2027年2月期は売上高200億円、営業利益75億円、親会社株主に帰属する当期純利益77億円を見込んでいます。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社TSIホールディングス(以下、当社)は、2026年2月期の連結業績を発表しました。売上高は前期比6.7%増の1,670億85百万円、営業利益は164.4%増の43億25百万円、経常利益は162.0%増の54億40百万円と大幅な増収増益となりました。これは、メンズブランドの好調や買収会社の寄与などが主な要因です。ただし、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比75.1%減の37億93百万円となりました。これは、前期に計上した投資有価証券売却益の反動や、為替差損の増加などが影響しています。
2. 業績結果
- 売上高: 1,670億85百万円(前期比6.7%増)
- 営業利益: 43億25百万円(前期比164.4%増)
- 経常利益: 54億40百万円(前期比162.0%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 37億93百万円(前期比75.1%減)
- EPS: 60.48円(前期は210.02円)
- 配当金: 40円/株(前期は65円/株)
業績結果に対するコメント: 売上高は、メンズブランドの好調や買収会社の寄与などにより、前期比6.7%増となりました。営業利益は、仕入原価率の低減や在庫の圧縮などによる売上総利益率の改善、販管費のコントロールなどにより、前期比164.4%増と大幅に増加しました。経常利益も、営業利益の増加に加え、持分法投資損益の改善などにより、前期比162.0%増となりました。ただし、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した投資有価証券売却益の反動や、為替差損の増加などにより、前期比75.1%減となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 79,682 | 前期比7.2%減 | | 現金及び預金 | 28,478 | 前期比38.6%減 | | 受取手形及び売掛金 | 13,855 | 前期比21.9%増 | | 棚卸資産 | 29,721 | 前期比59.9%増 | | その他 | 6,537 | 前期比147.9%増 | | 固定資産 | 94,522 | 前期比72.2%増 | | 有形固定資産 | 7,394 | 前期比19.9%増 | | 無形固定資産 | 39,970 | 前期比532.5%増 | | 投資その他の資産 | 47,157 | 前期比11.1%増 | | 資産合計 | 174,204 | 前期比23.4%増 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 35,190 | 前期比31.0%増 | | 支払手形及び買掛金 | 10,566 | 前期比32.3%増 | | 短期借入金 | 7,637 | 前期比7042.1%増 | | その他 | 4,640 | 前期比37.9%増 | | 固定負債 | 39,693 | 前期比554.7%増 | | 長期借入金 | 31,621 | 前期比7658.0%増 | | その他 | 1,309 | 前期比22.9%増 | | 負債合計 | 74,883 | 前期比127.8%増 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 89,908 | 前期比9.7%減 | | 資本金 | 15,000 | 前期比0.0% | | 利益剰余金 | 73,374 | 前期比1.0%減 | | その他の包括利益累計額 | 9,413 | 前期比1,042.1%増 | | 純資産合計 | 99,321 | 前期比8.2%減 | | 負債純資産合計 | 174,204 | 前期比23.4%増 |
貸借対照表に対するコメント: 総資産は、現金及び預金の減少等があったものの、売掛金の増加、棚卸資産の増加、のれんの増加、無形固定資産の増加、投資有価証券の増加等により、前期比23.4%増となりました。負債は、支払手形及び買掛金の増加、短期借入金の増加、長期借入金の増加等により、前期比127.8%増と大幅に増加しました。純資産は、その他有価証券評価差額金の増加等があったものの、自己株式の取得等により、前期比8.2%減となりました。自己資本比率は、前期の76.4%から57.0%に低下しました。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,670,085 | 6.7% | 100.0% |
| 売上原価 | 1,182,887 | 7.3% | 70.8% |
| 売上総利益 | 487,198 | 4.7% | 29.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 443,948 | 5.6% | 26.6% |
| 営業利益 | 43,250 | 164.4% | 2.6% |
| 営業外収益 | 11,150 | 164.0% | 0.7% |
| 営業外費用 | 5,860 | 69.8% | 0.4% |
| 経常利益 | 54,400 | 162.0% | 3.3% |
| 特別利益 | 1,000 | 100.0% | 0.1% |
| 特別損失 | 2,000 | 100.0% | 0.1% |
| 税引前当期純利益 | 53,400 | 171.8% | 3.2% |
| 法人税等 | 15,470 | 43.4% | 0.9% |
| 当期純利益 | 37,930 | 75.1% | 2.3% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は、前期の1.0%から2.6%に改善しました。これは、売上総利益率の改善と販管費のコントロールによるものです。ROE(自己資本利益率)は、前期の14.9%から3.7%に低下しました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益の減少と自己資本の増加によるものです。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュ・フロー: △7,717百万円(前期は5,717百万円)
- 投資活動によるキャッシュ・フロー: △27,353百万円(前期は28,328百万円)
- 財務活動によるキャッシュ・フロー: 16,995百万円(前期は△15,135百万円)
- フリーキャッシュフロー: △35,070百万円
6. 今後の展望
2027年2月期の業績予想は、売上高200億円(前期比19.7%増)、営業利益75億円(前期比73.4%増)、経常利益72億円(前期比32.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益77億円(前期比103.0%増)としています。これは、既存ブランドの成長と買収会社の通期寄与を見込んでいるためです。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: アパレル関連事業の売上高は、前期比7.6%増の1,622億12百万円。メンズブランドが好調で、買収したデイトナ・インターナショナルの売上も寄与。
- 配当方針: 年間配当金40円/株(前期は65円/株)。配当性向は66.1%。
- 株主還元施策: 自己株式の取得を実施。
- M&Aや大型投資: デイトナ・インターナショナル、ウォーターフロントの買収を実施。
- 人員・組織変更: 記載なし。