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更新: 2026-04-14 15:30:00
決算 2026-04-14T15:30

2026年11月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)

株式会社フィル・カンパニー (3267)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社フィル・カンパニー(東証コード: 3267)の2026年11月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比15.3%増の2,043百万円と増収を達成したものの、営業利益が81.0%減の24百万円、経常利益も81.1%減の24百万円と大幅な減益となった。売上総利益率は22.1%(前年同期は27.6%)に低下し、収益性が悪化している。四半期ベースで7期連続の黒字は維持したが、業績は悪化傾向にあり、決算評価は「悪い」と判断される。

2. 業績結果

  • 売上高: 2,043,037千円(前年同期比15.3%増)
  • 営業利益: 24,296千円(前年同期比81.0%減)
  • 経常利益: 24,297千円(前年同期比81.1%減)
  • 当期純利益: 11,356千円(前年同期比86.2%減)
  • EPS: 2.11円(前年同期は15.28円)

業績結果に対するコメント: 増収の要因は、開発販売スキームの拡大とその他事業の伸長。しかし、売上総利益は451,965千円(前年同期比7.5%減)と減少し、売上総利益率は22.1%(前年同期は27.6%)に低下。これは請負受注スキームの新規受注件数が前年同期の16件から3件に激減し、受注高も1,854,555千円から296,187千円に大幅に減少したことが主因。開発販売スキームの販売引渡件数も1件にとどまり、収益性の高い契約時の売上が減少した。営業費用は427,669千円(前年同期は360,576千円)と増加し、事業拡大に伴う組織基盤の強化による人件費増加等が影響した。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 7,499,756 | △1,228,388 | | 現金及び預金 | 3,529,309 | △1,515,348 | | 受取手形及び売掛金 | 146,647 | +14,611 | | 棚卸資産 | 2,878,056 | +773,308 | | その他 | 945,744 | △1,016,347 | | 固定資産 | 1,196,803 | △15,187 | | 有形固定資産 | 471,492 | △6,293 | | 無形固定資産 | 65,707 | △7,463 | | 投資その他の資産 | 659,603 | △1,431 | | 資産合計 | 8,696,560 | △1,243,574 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,318,047 | △1,475,954 | | 支払手形及び買掛金 | 479,540 | △253,914 | | 短期借入金 | 810,000 | △110,000 | | その他 | 2,028,507 | △1,111,040 | | 固定負債 | 2,124,642 | +322,021 | | 長期借入金 | 1,663,702 | +320,734 | | その他 | 460,940 | +1,287 | | 負債合計 | 5,442,689 | △1,152,933 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,208,575 | △96,750 | | 資本金 | 789,647 | ±0 | | 利益剰余金 | 2,330,262 | △96,749 | | その他の包括利益累計額 | 45,295 | +6,109 | | 純資産合計 | 3,253,870 | △90,641 | | 負債純資産合計 | 8,696,560 | △1,243,574 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は36.9%(前期末は33.3%)と改善したが、総資産は1,243,574百万円減少し、8,696,560百万円となった。これは現金及び預金が1,515,347百万円、販売用不動産が387,863百万円減少したことによる。流動比率は2.26倍(前期末は2.33倍)とやや低下し、短期的な支払能力にやや不安が残る。長期借入金は1,663,702百万円(前期末は1,342,968百万円)と増加し、財務レバレッジを高めている。利益剰余金は配当金支払により108,105百万円減少したが、当期純利益により11,356百万円増加した。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 2,043,037 +15.3% 100.0%
売上原価 1,591,071 +23.9% 77.9%
売上総利益 451,965 -7.5% 22.1%
販売費及び一般管理費 427,669 +18.6% 20.9%
営業利益 24,296 -81.0% 1.2%
営業外収益 14,838 +139.8% 0.7%
営業外費用 14,124 +153.2% 0.7%
経常利益 24,297 -81.1% 1.2%
特別利益 0 ±0% 0.0%
特別損失 0 ±0% 0.0%
税引前当期純利益 24,297 -81.1% 1.2%
法人税等 12,940 +117.2% 0.6%
当期純利益 11,356 -86.2% 0.6%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は1.2%(前年同期は7.2%)と大幅に低下し、収益性が悪化している。売上総利益率は22.1%(前年同期は27.6%)に低下し、原価管理や価格設定に課題が残る。販売費及び一般管理費は427,669百万円(前年同期は360,576百万円)と増加し、事業拡大に伴う組織基盤の強化による人件費増加等が影響した。ROEは0.35%(前年同期は2.45%)と大幅に低下し、株主資本の収益性が悪化している。

5. キャッシュフロー

記載なし。

6. 今後の展望

2026年11月期通期の業績予想は、売上高10,000百万円(前期比21.5%増)、営業利益800百万円(前期比35.9%増)、経常利益750百万円(前期比31.7%増)、当期純利益600百万円(前期比50.7%増)としている。第1四半期の業績悪化を受け、通期予想の達成には第2四半期以降の挽回が必要。請負受注スキームの受注状況及び進行中のプロジェクトの進捗状況、並びに開発販売スキームにおける仕入及び販売状況を引き続き慎重にモニタリングし、業績予想を修正する必要が生じた場合には速やかに開示するとしている。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 請負受注スキームの受注件数が前年同期の16件から3件に激減し、受注高も1,854,555千円から296,187千円に大幅に減少。開発販売スキームの販売引渡件数は1件にとどまった。
  • 配当方針: 2026年11月期の年間配当金予想は25円(前期は20円)。第1四半期末配当は0円、第2四半期末配当は0円、第3四半期末配当は25円、期末配当は0円。
  • 株主還元施策: 2025年11月期末に創立20周年記念配当5円を含む期末配当20円を実施。2026年11月期は期末配当25円を予想。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 連結従業員数は121名(前年同期は90名)と増加し、事業拡大に伴う組織基盤の強化を進めている。

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