適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-14 15:30:00
決算 2026-04-14T15:30

2026年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社パシフィックネット (3021)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

【企業名】 企業名: 株式会社パシフィックネット

【決算評価】 決算評価: 非常に良い

【簡潔な要約】 株式会社パシフィックネットは、2026年5月期第3四半期に売上高7,791百万円(前年同期比34.0%増)、営業利益1,167百万円(同120.9%増)と大幅な増収増益を達成しました。ITサブスクリプション事業を中心にストック収益が着実に拡大し、ITAD事業とコミュニケーション・デバイス事業も好調に推移しました。通期業績予想も上方修正し、過去最高益更新が見込まれています。


【詳細な財務分析レポート】

1. 総評

株式会社パシフィックネット(東証3021)は、2026年5月期第3四半期(2025年6月〜2026年2月)に売上高7,791百万円、営業利益1,167百万円を記録し、前年同期比で売上高34.0%増、営業利益120.9%増と大幅な増収増益を達成しました。特に営業利益は四半期ベースで過去最高を更新し、7期連続の増収、4期連続の増益となりました。ITサブスクリプション事業を中心としたストック収益の積み上げに加え、ITAD事業とコミュニケーション・デバイス事業も好調に推移し、全セグメントで大幅な増益を達成しました。通期業績予想も上方修正し、過去最高益更新が見込まれています。

2. 業績結果

【数値比較】 - 売上高: 7,791百万円(前年同期比34.0%増) - 営業利益: 1,167百万円(前年同期比120.9%増) - 経常利益: 1,099百万円(前年同期比123.5%増) - 当期純利益: 756百万円(前年同期比137.8%増) - EPS: 144.02円(前年同期比137.8%増) - 配当: 未定

【業績結果に対するコメント】 当第3四半期連結累計期間の業績は、ストックの積み上げによる安定収益を基盤に、フロー収益も大きく伸長し、7期連続の増収、4期連続の増益となりました。特に、当第3四半期連結会計期間では、売上高および営業利益がともに四半期ベースで過去最高を更新しました。

セグメント別で見ると、ITサブスクリプション事業は、PC調達手段としてサブスクリプションのニーズが高まっていることから、OS更新のピーク後も順調に拡大しております。ITAD事業は、入荷台数が大きく増加したことに加え、販売単価も上昇したことにより、大幅な増収・増益となりました。コミュニケーション・デバイス事業は、旅行・観光需要の回復と連動して着実に業績が向上しております。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 2,755 | 17.0% | | 現金及び預金 | 1,086 | 10.0% | | 受取手形及び売掛金 | 572 | 39.7% | | 棚卸資産 | 256 | 11.0% | | その他 | 841 | 13.4% | | 固定資産 | 11,666 | 16.6% | | 有形固定資産 | 2,132 | -2.5% | | 無形固定資産 | 151 | -5.6% | | 投資その他の資産 | 9,383 | 24.2% | | 資産合計 | 14,422 | 16.6% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 5,497 | 33.0% | | 支払手形及び買掛金 | 1,045 | 13.9% | | 短期借入金 | 1,946 | 217.4% | | その他 | 2,506 | 19.7% | | 固定負債 | 5,042 | 3.8% | | 長期借入金 | 4,826 | 4.7% | | その他 | 216 | -9.5% | | 負債合計 | 10,539 | 17.2% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,883 | 14.9% | | 資本金 | 1,000 | 0.0% | | 利益剰余金 | 2,883 | 17.3% | | その他の包括利益累計額 | - | - | | 純資産合計 | 3,883 | 14.9% | | 負債純資産合計 | 14,422 | 16.6% |

【貸借対照表に対するコメント】 当第3四半期連結会計期間末の総資産は14,422百万円(前連結会計年度末比2,057百万円増)となりました。この内、流動資産は2,756百万円(前連結会計年度末比396百万円増)となりました。これは、主に売掛金が173百万円、その他が105百万円、現金及び預金が99百万円、商品が18百万円増加したことによりま す。

固定資産は11,666百万円(前連結会計年度末比1,661百万円増)となりました。これは、主にサブスクリプション資産(勘定科目はレンタル資産(純額))が1,659百万円、投資その他の資産のその他が58百万円増加し、有形固定資産その他(純額 )が35百万円減少 したことによりま す。

負債は10,539百万円(前連結会計年度末比1,552百万円増)となりまし た。この内、流動負債は5,497百万円(前連結会計年度末比1,367百万円増)となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金が901百万円、その他が240百万円、未払法人税等が77百万円、買掛金が69百万円、賞与引当金が52百万円、資産除去債務が29百万円増加したことによりま す。

固定負債は5,042百万円(前連結会計年度末比185百万円増)となりました。これは、長期借入金が215百万円増加し、資産除去債務が19百万円、その他が11百万円減少したことによりま す。

純資産は3,883百万円(前連結会計年度末比505百万円増)となりました。これは、主に親会社株主に帰属する四半期純利益により757百万円増加した一方、剰余金の配当により252百万円減少したことによりま す。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 7,791 34.0% 100.0%
売上原価 4,012 28.2% 51.5%
売上総利益 3,779 43.2% 48.5%
販売費及び一般管理費 2,612 30.7% 33.5%
営業利益 1,167 120.9% 15.0%
営業外収益 85 106.3% 1.1%
営業外費用 50 161.3% 0.6%
経常利益 1,099 123.5% 14.1%
特別利益 0 - 0.0%
特別損失 0 - 0.0%
税引前当期純利益 1,099 123.5% 14.1%
法人税等 343 129.8% 4.4%
当期純利益 756 137.8% 9.7%

【損益計算書に対するコメント】 当第3四半期連結累計期間の損益計算書は、売上高が前年同期比34.0%増の7,791百万円、営業利益が同120.9%増の1,167百万円と大幅な増収増益を達成しました。売上総利益率は48.5%、営業利益率は15.0%と収益性が向上しています。

各利益段階での収益性分析では、売上高営業利益率は15.0%と前年同期の6.8%から大きく改善しました。ROEは19.5%と高い水準を維持しています。コスト構造の特徴としては、販売費及び一般管理費の売上高比率が33.5%と前年同期の25.6%から上昇していますが、これは先行投資の増加によるものです。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

記載なし

6. 今後の展望

当社は、2026年5月期通期の業績予想を上方修正し、売上高10,300百万円(前期比27.2%増)、営業利益1,350百万円(同60.3%増)、経常利益1,250百万円(同61.4%増)、当期純利益846百万円(同59.7%増)と過去最高益更新を見込んでいます。

ITサブスクリプション事業では、BPOサービスを包含する当社サービスに対する需要が引き続き高まっており、受注は堅調に推移しております。ストック収益を基盤とする当事業は、今後も安定的な成長が続くものと見込んでおります。加えて、新品パソコンの販売価格が上昇局面にある中、初期費用を抑えつつ費用の平準化を図ることができるサブスクリプションの需要は、今後一層高まるものと考えておりま す。

7. その他の重要事項

【セグメント別業績】 - ITサブスクリプション事業: 売上高5,337百万円(前年同期比26.9%増)、セグメント利益630百万円(同41.5%増) - ITAD事業: 売上高2,468百万円(前年同期比64.5%増)、セグメント利益1,032百万円(同96.9%増) - コミュニケーション・デバイス事業: 売上高250百万円(前年同期比24.7%増)、セグメント利益72百万円(同120.3%増)

【配当方針】 - 年間配当金: 52円/株(前期比+4円/株)

【株主還元施策】 - 配当性向: 20.0%

【M&Aや大型投資】 - 人的資本への投資(人材の採用、賃上げ、従業員のリスキリング) - インフラ投資(システム、セキュリティ、設備、支店の改装) - サブスクリプション資産への投資 - DX推進(AIの活用、業務の自動化、ノーコードツールの活用) - マーケティング強化(展示会への出展、デジタルマーケティング、営業支援サービスの採用)

【人員・組織変更】 - 記載なし


総括 株式会社パシフィックネットは、ITサブスクリプション事業を中心にストック収益の積み上げに成功し、全セグメントで大幅な増収増益を達成しました。特に営業利益は四半期ベースで過去最高を更新し、7期連続の増収、4期連続の増益と成長軌道を堅持しています。通期業績予想も上方修正し、過去最高益更新が見込まれるなど、今後の成長期待が高まっています。

関連する開示情報(同じ企業)