2026年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
インターライフホールディングス株式会社 (1418)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
インターライフホールディングス株式会社(東証コード: 1418)の2026年2月期決算は、売上高が前期比3.6%減少したものの、営業利益が33.3%増加し、経常利益が32.1%増加、当期純利益が17.4%増加するなど、収益性の向上が顕著に表れました。事業ポートフォリオの再編による成長基盤の構築を目指し、設備・メンテナンス事業の玉紘工業㈱の全株式を売却、ファシリティーマネジメント㈱を内装工事事業の㈱日商インターライフに吸収合併するなど、構造改革を進めた結果、高採算の大型工事案件の完工などもあり過去最高益を達成しました。2027年2月期は売上高17,000百万円、営業利益1,200百万円、経常利益1,190百万円、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円を予想しています。
2. 業績結果
- 売上高: 16,336百万円(前年同期比3.6%減)
- 営業利益: 1,166百万円(前年同期比33.3%増)
- 経常利益: 1,156百万円(前年同期比32.1%増)
- 当期純利益: 828百万円(前年同期比17.4%増)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 53.57円
- 配当金: 30.00円(年間)
業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期と比べ若干下回る結果となりましたが、これは事業ポートフォリオの再編によるもので、設備・メンテナンス事業の玉紘工業㈱の全株式を売却、ファシリティーマネジメント㈱を内装工事事業の㈱日商インターライフに吸収合併したことが主な要因です。しかし、利益面においては高採算の大型工事案件の完工などもあり過去最高益を達成しました。内装工事事業は、都市部の再開発に関連する工事やオフィス・ホテルなどの工事の完工が進み堅調に推移し、音響・照明設備事業は、ホテルなどの大型案件の完工や保守サービス部門の受注増加で利益率の改善が進んだことなどにより売上高及びセグメント利益は前年同期を上回る推移となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 5,447 | △4.7% | | 現金及び預金 | 2,598 | 138.0% | | 受取手形及び売掛金 | 1,443 | △30.7% | | 棚卸資産 | 1,006 | △10.6% | | その他 | 400 | 新規 | | 固定資産 | 3,822 | △2.3% | | 有形固定資産 | 2,588 | △1.6% | | 無形固定資産 | 109 | △6.9% | | 投資その他の資産 | 1,125 | △4.6% | | 資産合計 | 9,269 | △1.8% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 2,922 | △6.2% | | 支払手形及び買掛金 | 1,409 | △11.8% | | 短期借入金 | 300 | 新規 | | その他 | 1,213 | 5.3% | | 固定負債 | 1,671 | △27.4% | | 長期借入金 | 0 | 0.0% | | その他 | 1,671 | △27.4% | | 負債合計 | 4,593 | △6.7% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 4,676 | 10.9% | | 資本金 | 2,000 | 0.0% | | 利益剰余金 | 2,676 | 10.9% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 4,676 | 10.9% | | 負債純資産合計 | 9,269 | -1.8% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は50.4%と前期の44.7%から改善し、財務体質の強化が図られました。流動比率は186.6%、当座比率は107.6%と短期的な支払い能力は十分に確保されています。資産・負債構成の特徴としては、現金及び預金が1,126百万円増加し、投資有価証券が400百万円増加した一方で、受取手形、完成工事未収入金及び契約資産等が573百万円、電子記録債権が570百万円、未成工事支出金が342百万円、のれんが34百万円、繰延税金資産が86百万円減少しました。負債面では、支払手形及び買掛金が191百万円、工事未払金が389百万円、短期借入金が300百万円減少した一方、未払法人税等が143百万円増加しました。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 16,336 | -3.6% | 100.0% |
| 売上原価 | 11,453 | -7.4% | 70.1% |
| 売上総利益 | 4,883 | 6.9% | 29.9% |
| 販売費及び一般管理費 | 3,717 | 1.3% | 22.8% |
| 営業利益 | 1,166 | 33.3% | 7.1% |
| 営業外収益 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 営業外費用 | 10 | -9.1% | 0.1% |
| 経常利益 | 1,156 | 32.1% | 7.1% |
| 特別利益 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 1,156 | 32.1% | 7.1% |
| 法人税等 | 328 | 32.1% | 2.0% |
| 当期純利益 | 828 | 17.4% | 5.1% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は7.1%と前期の5.2%から大幅に改善し、収益性の向上が顕著に表れました。ROE(自己資本利益率)は18.6%と前期の18.0%からわずかに改善し、株主資本の効率的な活用が図られています。コスト構造の特徴としては、販売費及び一般管理費が売上高の22.8%を占めており、前期の23.2%からわずかに改善しました。前期からの主な変動要因としては、事業ポートフォリオの再編による成長基盤の構築を目指し、設備・メンテナンス事業の玉紘工業㈱の全株式を売却、ファシリティーマネジメント㈱を内装工事事業の㈱日商インターライフに吸収合併したことが挙げられます。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 2,228百万円
- 投資活動によるキャッシュフロー: △107百万円
- 財務活動によるキャッシュフロー: △1,014百万円
- フリーキャッシュフロー: 2,121百万円
6. 今後の展望
2027年2月期は売上高17,000百万円、営業利益1,200百万円、経常利益1,190百万円、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円を予想しています。重点課題としては、①新たな成長基盤の構築、②更なる収益力の向上、③ESG経営の推進を掲げています。成長基盤の拡大、新商材の開発、成長領域の拡大、新規領域の開拓、大阪拠点の基盤拡大、特許取得商材の販路拡大、グループシナジーの追求、M&Aへの投資などに取り組んでまいります。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 内装工事事業の売上高は10,046百万円、セグメント利益は653百万円。音響・照明設備事業の売上高は6,265百万円、セグメント利益は682百万円。設備・メンテナンス事業は消滅。
- 配当方針: 株主の皆様への長期的利益還元を重要な課題のひとつと考え、安定した配当を行うことを基本としつつ、配当性向の目標を40%から50%以上に引き上げ、企業体質の強化及び内部留保の充実を併せて検討しております。
- 株主還元施策: 2026年2月期の配当金は30.00円(年間)を予定しています。
- M&Aや大型投資: 事業ポートフォリオの再編による成長基盤の構築を目指し、設備・メンテナンス事業の玉紘工業㈱の全株式を売却、ファシリティーマネジメント㈱を内装工事事業の㈱日商インターライフに吸収合併しました。
- 人員・組織変更: 記載なし。